不登校を解決できる親になる

不登校を解決する親になりませんか。目標はずばり再登校です。

できない=やる気がない

ブログにお越し頂きありがとうございます

 

「そんなことできない」

 

反射的にそう思っていませんか

言っていませんか

 

例えば

毎食お部屋にご飯を運んでいるお母さんに

「それはもうやめましょうよ」

と伝えても

 

「そんなことしたら、やっぱりおまえは俺のことどうでもいいと思っているんだろうとキレられそうで、できない」

「そんなことしたら何も食べなくなってしまうようで、できない」

 

「できない」という結論ありきだと

できない理由はいくらでも思いつきます

 

できないと思い込まないでください

大抵のことはできるんです

 

どうしてもできそうにないことは

命がけでやるんです

命がけでやるというのは、できなきゃ殺される、そのくらいの気概でやることです

それでもできないことが

「できないこと」

なんです

 

できないはやる気がないだけ

 

 

いつもと違う週末を

師走の週末ですね。

 

不登校のお子さんがいるご家庭では、子どもをおいて出かけることについてどう感じていらっしゃいますか?

 

これは、不登校とは関係なく傾向があると思うのですが、

「子どもがいるから」とあまり出かけたがらないお母さん。

もともとお出かけが好きではないのかもしれませんね。

そういう性格に加えて、見てないとなんとなく不安だ、という思いもあるかもしれません。

 

 

子どもがさみしいかもしれない

子どもを置いて出かけるのは漠然となんとなく不安だ

と、家にいがちなお母さん。

子どもはいつまでたっても依存心を手放せません。

 

自傷行為などの恐れがある混乱の時期は別ですが

子どもを信頼して思い切って出かけてみませんか。

ツバメの巣で、すっかりからだが大きくなった雛がバタバタと羽ばたきの練習をしていますね。

親ツバメがいないときに(^^)

 

 

逆に、仕事や用事などで家を空けがちのお母さんもいらっしゃいます。

きっと元々お出かけが好きなのかもしれません。

家にいても落ち着かない。 

いつも用事をつくって家を開けているお母さん。

家にいて、家の片付けなど「家の仕事」をしてみませんか。

子どもも巻き込めたらさらにいいですね。

片付いた部屋で、おいしい手料理をつくって、映画を見るとか本を読むとか。

 

子どもとの肯定的なコミュニケーションの絶対量が不足している場合、

子どもはさみしい思いをしているかもしれません。

普段は兄弟がいたりどちらかの親がいたりで二人きりで話すチャンスがないかもしれません。

または、子どもは親がいない方がのびのび好きなことをできます。

親のいない家が、子どものお城となっていませんか。

家は子どもの「基地」ですが、「お城」ではありません。

 

 

不登校があまりに長期化している場合

いつもと違う何か

つまり「変化」が大切になってきます。

 

気づく、変える。

 

あなたの子どもに必要なことは何ですか。

子どもと丁寧に接していると気づくことができます。

言葉の端々や態度で、何か気づくことはありませんか。

違和感のようなものです。

ヒントはたくさん転がっているはずなんです。

 

 

待ってます

長い2学期でしたね、もうゴールはすぐそこです。

 

夏が終わるころから、学校から足が遠のいているAくんがいます。

 

ある子が、その子も実は以前不登校を経験した子ですが、気にかけているようです。

ラインで、たまにでいいから出てこいよ、と送ったらしいのです。

数日後、Aくんはふらりと出てきました。

ふたりはクラスが違うのですが、お昼休みに覗いたらAくんはひとりでお弁当を食べていたらしく、どうしたものか、と心配しています。

 

Aくん

 

 

少し元気が出ませんか

自信がゆらいでいますか

それとも

何かに対する怒りでしょうか

 

苦しみの原因はわからないけど

勉強勉強部活部活で、忙しそうでした。

 

 

押しが強いやつじゃないけど実は運動神経めっちゃよくて地味に面白いって

クラスになじめてなさそうって

Aくんのいいところを知っていて、心配している友達がいます。

 

必ず戻ってきてください。

ここまで学校という社会でやってこれたんだから

それは、その力がある証拠です。

 

 

 

たったひとつの心構え

夏休みが終わりますね。今年の夏は本当に暑かったです。

 

復活の兆しが見えない我が子。

何から手をつけていいのかわからない

どん底にいる

起き上がれそうにないとき

 

再登校にチャレンジする我が子。

この先何が起こるかわからない

再発するかもしれない

心配や不安で壊れてしまいそうなとき

 

すべての状況を想定して対策を立てるのは不可能です。

あれこれとネガティブな想像を巡らせていろんなことをやっても、今がおろそかになってしまったら本末転倒です。

 

だから、たったひとつの心構えをしておきませんか。

 

 

私は最後まで逃げない、諦めない

 

 

 

たったひとつ、こう決めておいて、あとは、ただ、今を大切に。

よくわからない不安への対策は、それだけで大丈夫です。

 

 

 

不登校は、不利になることは確かにあります。

でも、得るものも本当に大きいのです。

これは、気休めではありません。

おそらく、真実です。

諦めるなんて、もったいないんです☆

 

 

 

「奈々子に」 

吉野弘さんの詩です。

誕生した娘さんに宛てた詩で有名ですね。

 

がんばり屋さんのすべての不登校の子供たちと

かれらを支えるお父さんお母さんに贈ります。

 

 

 

奈々子に

 

赤い林檎の頬をして
眠っている奈々子。

お前のお母さんの頬の赤さは
そっくり
奈々子の頬にいってしまって
ひところのお母さんの
つややかな頬は少し青ざめた
お父さんにも ちょっと
酸っぱい思いがふえた。

 

唐突だが
奈々子
お父さんは お前に
多くを期待しないだろう。
ひとが
ほかからの期待に応えようとして
どんなに
自分を駄目にしてしまうか
お父さんは はっきり
知ってしまったから。

 

お父さんが
お前にあげたいものは
健康と
自分を愛する心だ。


ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。

 

自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう。


自分があるとき
他人があり
世界がある


お父さんにも
お母さんにも
酸っぱい苦労がふえた


苦労は
今は
お前にあげられない。

 

お前にあげたいものは。
香りのよい健康と
かちとるにむづかしく
はぐくむにむづかしい
自分を愛する心だ。

自立の度合い

私がお子さんの自立の度合いを考えるとき、よりどころとしていることがあります。

その重要なひとつが、

 

どのように寝て

どのように起きているか

 

ということです。

 

先日の寝室問題とも関連するのですが、

就寝・起床は、母親と子供の距離の近さ、依存心などの課題が現れやすいところでもあります。

 

自立が進んでいる子供の多くは、

「おやすみ」

と自分の部屋で寝ます。

 

「おはよう」

と自分で起きてきます。

自分で目覚まし時計をセットして寝るんです。

 

もちろん、誰でも起きられないときはあります。

そういうときでも、こういう子供は声をかければ起きてきます。

 

「そんな子供、いるの?」

 

と思われたかもしれません。

いますよ。

いるんですよ。

 

あなたが思っている以上に、そういう子供はたくさんいます。

 

むしろ、毎朝何度も何度も起こしている状況をおかしいと認識してください。

 

あなたのお子さんはいかがですか。

 

ちなみに、目覚まし時計は、1000円も出せば、十分いいものが買えます(^^)

 

 

 

不登校の子供の寝室の問題

寝室問題です。

このテーマ以前も書いたかもしれませんが、もう一度書きます。

 

先日、小学生と中学生の兄弟2人が不登校のお母さんが、

毎晩息子たちが寝室でけんかをする。

眠りたくてもなかなか眠れず、つらい、という話をされていました。

このご家庭は、子供たちそれぞれに部屋はあるのですが、

寝る時は3人一緒なのだそうです。

 

住宅の事情以外で、ひとり部屋があるにもかかわらず、

中学生や高校生の子供と一緒に寝ている、という家族は意外と多いです。

不登校の子供をもつ家族にしばしば見られる光景です。

 

家族全員同じ部屋

父親は別室(あるいは単身赴任)で母親と息子が同じ部屋

一人っ子の息子と川の字

誰かがソファーで寝てしまったり、息子が母親のベッド潜り込んできたりで、家族の寝る場所が毎日なんとなく定まらない

子供が未だに母親の隣を取り合っている

 

あなたのうちではどうですか。

 

 

もちろん、不登校ではない子供でも、実はまだ親と寝ている、という子供は少なくありません。

 

高校を卒業し、家を出るまで、ずっと一緒でした

 

という話を聞くこともあるかもしれません。

 

それは、その他の部分では、健全な親子のけじめがあり、自立を促す関わりができていたのだと思います。

そうでなければ、「不登校」という問題には発展していなくても、自立の面で何らかの問題を抱えている可能性はあります。

 

 

心苦しいですが、はっきり言ってしまえば、

あなたは中学生の息子と添い寝していると公言できますか?

高校まで母親と一緒に寝ていた、という男性をどう思いますか?

 

そもそも、今の状況にあなたが違和感を感じていませんか?

だからこそ、このブログを読んでいただいているのだと確信しています。

 

いつか、遠くない時期に、別々に寝る必要がある、とわかった上で、

子供と一緒に寝ることが子供の心の傷を癒やす時間であると感じていたり、

コミュニケーションのための大切な時間であると感じていたり、

あるいは、目が離せる状態ではない場合に、

あえてそうしている、という方もいらっしゃるでしょう。

 

そうではなくて、

子供の寝室について、

何とかしたい

毎日ストレスである、

と、何らかの違和感を感じているなら決断の時です。

 

もしかしたら、あなたは

子供の方から「ひとりで寝たい」と言って、

自然に親離れしていくのを待っているのかもしれませんね。

 

確かにそれが理想です。

もちろんそういう親子は多いです。

でも、あなたの子供には今その力がありません。

気づいてください。

残念ながら、ないんです。

 

そうなら、あなたが「子離れ」してください。

勇気をもって断ち切ってください。

 

母親が自覚なく、子供と拘束し合って、離れられないというケースもあります。

お父さんの出番です。

 

 

部屋を片付けてたり、模様替えをしたりして、環境を整え、

夏休みから親子別々に寝ることを宣言し、実行してみませんか。

 

経験から言うと、寝室問題をクリアすると、

不登校という問題解決を促進する可能性は結構あります。

 

うまくいかなかったら、修正すればいいです。

変化を作り出すことが大切です。

 

 

 

子供は悪態をつきながらも、あなたの強い意志と行動を待っています。

 

 

 

 

 

 

簡単なことをおろそかにしていませんか

不登校やひきこもりに関する講演会に行ってきました。

すばらしい講演会でした。

専門的知識に基づくきめ細やかな支援の事例を紹介していただきました。

不登校や引きこもりを卒業していくすばらしい話を聞くことができました。

 

その一方で、同じ講演会を聞かれていた方の多くが、

不登校支援は難しいな」

と感じたかもしれません。

講演会を聞いた後の私も、そうだったからです。

 

 

確かに、不登校の支援は難しい面もあります。

 

「難しい」と考え、

どこまでも難しく考えてしまい、

気が遠くなり、

絶望的な気持ちになってしまっていませんか。

 

本当にそんなに難しく考える必要があるのでしょうか?


例えば。

子供にお父さんやお母さんが毎日笑顔で声をかけることは

あなたが思っている以上に価値のあることです。

 

お父さんとお母さんが思いやりのある言葉を掛け合う雰囲気は子供にとって救いです。

 

心のこもったご飯を作ってあげることは、ものすごい愛情表現です。

 

子供の話を、ただ聴くこともそうです。

(これは、実はある意味とても難しいことかもしれませんが、簡単にチャレンジできることです。)


そういうシンプルなことはせずに、難しいことばかり考えていませんか。

 

有名な支援団体があるのだけど、遠方で行けない

思春期専門の病院に連れて行こうか

 

毎日そういう発想で身動きがとれなくなっていたとしたら、

もったいないです。


あなたの子供が求めていることは、

病院に行くことですか?

なんだか難しそうなコーチングですか?

 

もっと、簡単なことではありませんか?

 

子供が求めていることを感じてください。

 

簡単なことをおろそかにして、難しいことばかり考えるのは

いつまでも同じ問題で悩み続ける人によくあるはなしです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休みまであと1ヶ月!記録のススメ

このブログを読んでくださってありがとうございます。

今年も夏休みが来ますね。

夏休みまでの過ごし方に関して書いた記事です。

夏休みまでの目標設定が2か月後の状況を変える

 

今日、これを読んでいただいているこの日をスタートラインとして、

夏休みまでの時間を過ごしてみませんか。

 

その際におすすめなのが「現状の記録」を残すこと。

 

意外かもしれませんが、不登校対応では、この「記録」がものすごい効果を発揮することがあります。

 

 

「今」の子供の様子をできるだけ細かく記録しておいてください。

あなたが気になること、思っていること。

箇条書きでいいのです。

 

だまされたと思って、実行してみていただけるとうれしいです。

 

 

その記録は、これからの子供の変化を認識するための、大切な判断材料となります。

それから、誰かに相談するときにも役に立ちます。

 

1ヶ月後、いい変化があらわれていますように!

 

 

 

見守るか攻めるか

よくこういう話をします。

夏休みは、不登校への対応にとっても絶好のチャンスです。

このチャンスを生かすも殺すも、親の覚悟次第でしょう。

子供さんが落ち着いているなら、夏休みまでのあと1ヶ月、少しのチャレンジをしてみませんか。

少しの変化でいいのです。

ゲームを30分、やめる時間をとってみませんか。

食事の場所や内容、時間のどれかを整えてみませんか。

家の中で何か役割を持たせてみませんか。

 

 

こういう話をすると、二通りの反応が返ってきます。

 

「では、何がいいでしょうか。」

「子供に誰がどう切り出せばいいでしょうか。」

「うまくいかなかった時はどうすればいいでしょうか。」

 

このように、チャレンジすることを前提とした反応をする方。

 

「いや、うちの子はとてもそんな状態ではないです、無理です。」

「そんなことしたら大変なことになります。」

 

このように、拒絶反応を示す方。

 

 

見守るのか、働きかけるのか。

これは不登校対応における永遠のテーマですが、親御さんの性格によって、本当に見事に分かれます。

両方を使い分けながら対応していくのが理想ですが、

なかなかそうもいかないのが現実です。

 

お父さん、お母さん。

あなたはこれまで何か壁に突き当たったときに、どういう対応をしてきましたか?

壁をよじ登ってでも超える対応をしてきた方。

別のルートを探して壁の向こう側に行く対応をしてきた方。

誰かに助けを求めたり、誰かの力を借りたりする方法で乗り越える方。

諦める方。

 

いろいろなタイプがありますね。

どの方法が優れているということはないと思います。

もちろん、臨機応変に使い分けられるというのが一番でしょうが、

そんな器用な人ばかりではありませんし。

どんな器用な人でも無意識にまず選択する対応というのはあります。

それがその人の得意分野です。

 

ベースはあっていいと思います。

コツは、ぶれないこと。

軸を持ちましょう。

 

 

「基本は見守りたいです」

 

それがあなたにとって快適で、そのやり方が自然という方。

これをベースに過ごしている方は、通常はそれでいいと思います。

ありのままの状態の子供さんをとことん愛してあげてください。

このタイプの親御さん。ポイントは、

 

「時々、折を見て、攻める」

 

ということ。

今だ!これだ!!というチャンスは必ずあります。

そういうタイミングを逃さずに、そういう時は少し働きかけてください。

 

 

導くこと。

問題解決に、何かすることで対応するほうが自然で得意だという方は、

基本的にはそれでいいのです。

あなたが今の子供さんに必要だ、と感じていることは自信をもって働きかけていいです。

このタイプの親御さん、ポイントは

 

「少しずつ、ゆっくり、時には立ち止まり」

 

ということ。

3歩進んで2歩下がる。

子供の様子を見ながら、

子供の調子が悪い時や働きかけが間違っていると感じた時には

必ず立ち止まってあげてください。

そこから調整していけば大丈夫です。

焦る気持ち、イライラは何もいい結果をうみません。

 

 

親も人間です。

違う誰かにはなれない のです。

あなたのままでいいし、彼女は彼女のままでいいのです。

 

そういう自分を知り、認め、弱みと強みを解っていること。

時には弱みを補う努力をすること。

これさえできていれば大丈夫だと私は思うのです。

 

そして、そのあなたの背中を見て

子供たちも自分を知り、認め、さまざまな問題に向き合えるようになります。

  

知らないところでつながっています

先日中学生の男の子と話をしていました。

 

彼は、最近スマホを買ってもらったようです。

最近夜9時頃から10時頃まで、スマホのオンラインゲームで友達と遊んでいるとのこと。

 

「誰と遊ぶの?」と聞くと、

 

「その時でメンバーは変わるんだけど、1組のAくん、3組のBくん、あと、クラスのCくんは結構必ずいるかな」

 

私は「ふーん、それは楽しそうだね」とにやにや返事をしながら、

内心、少し驚いていました。

 

実は、Cくんは、中学2年生から学校をほとんど休んでいる生徒です。

 

Cくんがそのゲームに参加するようになったいきさつはどういうものなのでしょう。

彼はCくんのことをどう思っているのでしょう。

Cくんとは学校の話など、するのでしょうか。

知りたいことはたくさんあります。

 

でも、我慢しました。

 

私は、この関係を、静かに見守りたいと思ったからです。

 

 

ただ、

「Cくん、元気?」

と、それだけをそれとなく聞きました。

 

「うん、別に。ふつう。」

 

そう言ってから、彼はしばらくして、こう付け加えてくれました。

 

「あー体調悪いのかもしれないけど、ゲームくらいはできるみたいよ。」

 

 

つながっています。

つながっているんです。

 

よく、不登校の親御さんが気にされますが、

子供たちは、不登校の子に対して「ずるい」とか「弱い」といったネガティブなイメージはそれほど持っていません。

 

もちろん、そういう子も中にはいます。

逆に、気にかけて、心配している子もいます。

多くの子はそこまで気にしていない、というのが現実ではないでしょうか。

 

我が子のことと同様、クラスメートのことも信じてみてください。

子供って、案外自然に受け入れるんですよ。

不思議と。

 

いずれにしても、Cくんには、戻ってくる場所があります(^^)

 

 

 

 

たくさんの子が再登校を果たします。

 

不登校になった原因がひとつではないように、

再登校の原因もひとつではないんですよね。

 

こういう大人は知らない子供たちの世界は、

莫大なエネルギーを必要とする「再登校」の、

ものすごい力になっているはずです。

 

 

 

 

 

3才までのこと

仕事で忙しくて・・・

下の子が生まれて・・・

 

こんな風に幼児期の子供とのかかわりを

ずっと後悔されているお母さんがおられます。

どうですか、あなたも心当たりがありませんか。

 

反省や後悔は、あなたが成長した証です。

あなたがひとつ上のステージにいるからこそ、過去の自分を後悔するんです。

 

幼児期の子育ては、大切です。

 

 

ではもうやり直しがきかないのでしょうか?

 

答えは

 

NO

 

です。

 

あなたもわかっていますよね。

でもあえて書きます。

やり直しはきくんです。

 

幼児期ですべてが決まってしまうなら、

小学校、中学校、高校の教育は必要ないことになってしまいます。

 

やり直しできます。

 

あなたのお子さんはどこでつまずいていますか?

親との関係でつまずいていると感じるならなら、あなたがすべきことはたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにから手をつけていいかわかりません

兄弟とも不登校のお母さん

 

子供は二人とも自室でパソコンやゲーム三昧です

昼夜逆転も通り越し、

寝たいときに寝て

食べたいときに食べたいものを食べる

兄弟げんかが耐えない

母親への暴言と甘え

兄の方はまったく外に出ず、肌は白く、筋力は落ち、髪の毛も伸び放題

先生や友達はもちろん、祖父母とも会いません

そればかりか、一緒に住むお父さんとも顔を合わせないようにしています

 

 

「もう、何から手をつけていいのか、わかりません」

 

 

このような場合、髪を切らせることでも、病院に連れて行くことでもありません。

ましてや、勉強させることでもありません。

 

必要なのは、まずは、目標を立てること。

長期的には、「自立」ですよね。

障害をお持ちのお子さんの場合は別として、

どんな時代でもどこの国でもどのご家庭でも不変の目標です。

 

中期的にはこのご家庭の場合、お兄ちゃんの高校進学です。

 

短期的には、まずは、子供が荒れている状態を落ち着かせる必要があります。

家族に暴言を吐いたり、兄弟をいじめたり、死にたいと言ったりする状態では、

話し合いもままなりません。

今の時期でしたら、夏休みまでに、子供の荒れている状態を落ち着かせることを目指します。

 

 

「荒れている」ということは、エネルギーがある証拠です。

まだ「無気力」の状態になっていません。

暴言、暴力、という形でも、子供からの働きかけがあります。

親に自分のつらさを訴えているのです。

親に助けを求めているのです。

親に変化を求めているのです。

私はそう思っています。

絶望してあきらめた子供ではないんです。

だから、大丈夫です(^^)

 

このご家庭の場合、まずすべきことは

夫婦関係の立て直しです。

お父さんをどうするかなのです。

 

「お父さん」

 

この存在は、不登校とういう問題の重要な鍵なのです。

 

 

 

 

子供に一番望むもの

こんばんは

すっかり春めいてきました。

花粉は大丈夫ですか。

 

あなたは、不登校問題でよくこのような表現を見ませんか。

 

それは

 

あなたの子供が生まれてきたとき何を望みましたか

 

というものです。

 

それは、

 

「どうか健康で元気に育ってほしい」

それだけではなかったですか。

お父さん、お母さん、その時の気持ちを思い出してください。

どうかこのことを忘れないでください。

 

 

というようなものです。

 

どうですか、心当たりがありませんか。

 

これは正しいのでしょう。

ただ、私はちょっとしっくりきませんでした。

なんというか、違和感が少しあるのです。

それは大前提というか、もう、当然すぎて。

 

 

 

あなたはどうですか。

 

しつこいようですが、それは正しいと思うのです。

 

ただ、私の個人的な感覚では、

 

 

「どうか、幸せになってね」

 

 

この想いの方がしっくりきます。

これなんですよね。

 いかがでしょうか。

 

子供に一番望むもの。

それは、

「幸せな人生を送ってほしい」

 

「お子さんすごい大学に行かれたそうで、すごいですね」

「お子さんはサッカーで県大会に出場して、すごいですね」

こんな多くの他人からの賞賛より

 

「お母さん、私(俺)幸せ」

この言葉の方が、何倍もうれしくないですか。

 

 

 

幸せになってほしい。

 

幸せは、自宅に引きこもることではないです。

人の幸せは、

働いて、誰かの役に立って、

「あなたに出会えてよかった」

と思える人に出会えること

「あなたに出会えてよかった」

思ってもらえる人になること

 

これに尽きると私は思っているからです。

 

 

 

「君に出会えてよかった」

 

それは、もちろん、あなたの人生にも当てはまります。

あなたに関わる人は、みんな幸せになる、してみせる、位の意気込みでいかがでしょうか。

もちろん、パートナーや、子供にも。

 

ただし、大事なことがあります。

自分ファーストをお忘れなく。

 

いつだって、ここぞ、というとき以外は、自分を大事にしてください。

特に、もう思春期以降のお子さんをお持ちの方は、

自己犠牲はほぼ必要ないです。

むしろ、害悪です。

自分を大事にして大丈夫です。

それでも、常識を越えない、あなたには親としての、その力があります。

 

幸せに、なってもらいましょうね。

このことをコア(核)にもっておくと、子供への言葉かけが変わってくるかもしれませんよ。

すこしだけ、もやもやしています

先日、テレビで、不登校がとりあげられていました。

 

「学校にはこだわっていないが、最低限の勉強をしてほしい」

「子供が学ぶのを諦めきれない」

と言う親御さんに、

「親がそういう気持ちを手放したとき、子供は動き出しますよ」

というコメントがありました。

 

何というか。。。

 

もう、私には、この表現は、「もやもや」しかありません。

言いたいことは、わかるんですけどね。

 

 

その子は不登校になる前は、勉強がかなり得意だったそうです。

つまり、それがその子の特技であり、武器なんです。

それを親が一番わかっているんです。

 

 

勉強が苦手で、不登校の子もいます。

でも、その子は得意なんですよね。

 

私は、諦めなくていいと思っています。

何度も書いていますが、諦めた方がいい、なんて、無責任だと思ってさえいるのです。

 

人には向き不向きがあります。

子供が、その特性に合った職業について、自立する。

 

そう願い、そう導くことは、絶対に悪いことではありません。

そう思いませんか?

 

諦めたときではなく、

諦めずに、

子供は何にひっかかっているのか

何を不安に思っているのか

自分たちに何を訴えているのか

 

引くべきところは引いて

押すべきところは押して

向き合い続ける。

 

同時に、家庭運営の見直し。

親が愚痴ばかり怒ってばかり、不満ばかりということはないか

夫婦の関係

食事のこと

お部屋の状態

兄弟のこと

しゃべりすぎていないか

過保護過干渉になっていないか

変わるべきところは、変えていく

 

諦めることより

向き合うこと

変化すること

 

トンネルを抜けたときに子供がたどり着いている世界は、

海を越えてすごいところだと、

私は信じています(^^)