悔しい気持ち
先日、あるお母さんと話す機会があり、そのお母さんは、このように言って、
納得できないと、俯かれていました。
「いじめをしたり、周りの人を傷つける子、いるじゃないですか。
そんな子でも学校にはちゃんと行っている。
中には結構目立ってて、クラスの中心的に活躍していたりする子もいる。
その子は、うちの不登校の子より偉いの?
その子より、うちの子は劣るの?
ってすごく思うんですよ。
そんな子に負けてほしくないって思う反面、そんなところには行かなくていいとも思ってしまいます。」
あのですね。
そのようなことは絶対にありません。
ないです。
人を傷つけるような子でも、学校行けてればいいよね、なんてことにはなりません。
悔しい気持ちは、なんというか、痛いほどわかります。
確かに、日本の学校は、私の知る限り、周りに迷惑をかける行いをする子を出席停止にするなどの対応は基本的にはしません。
なんだか、要領よくずるがしこくうまくやってる子もいるのかもしれません。
でも、誰かを傷つけるような人は、いずれ身にしみて分かるときが来ます。
もちろん学校に適切な対応をしてもらうことはとても必要です。
ですが、あまりそのことばかりに心を奪われるのはもったいないと思います。
不登校の子は、立ち上がった時、最終的に大きな幸せを得ます。
その幸せは、おそらく、普通とは比較にならないほど大きなものです。
人の足を引っ張るなんて、実にくだらなということも分かるようになります。
不登校の子は、劣ってるんじゃないし、ダメな子じゃない。
力のある子です。
自分は劣っているんだ、弱いんだ、という思いを拭えないまま再登校するのではなく、
自分は愛されている、価値ある人なんだとの自信をもって、再登校してほしいです。
そして、学校に行きながら、理不尽なことを体験しながらも、自分の中の正義ややさしさに気づいていくのです。
真の友達に出会うのです。
そのためには、お父さんとお母さんはその子のもつ実力を引き出せるような動きをしてください。
それが、子育てだ、と思うのです。
悔しい気持ちをエネルギーにして、発電できますように(^^)/