お手伝いを断られた時言うセリフ・・・
まだまだ夏休みです。
お母さんのストレスが一番たまるころですね。
大丈夫です、お母さんも慣れてきます。
子供たちは「お手伝い」していますか?
ある共働きのご家庭では、一日家にいる中学の娘さんに、夕飯を作ってほしい、と担当させてみました。
お母さんは、もしかしたら、料理が好きかもしれないし、きっかけになれば、と考えていました。
結果、娘さんは料理にあまり興味を示さず、また、お母さんの事前の準備などの必要もあって、なかなか続きませんでした。
毎日の夕食づくりって、主婦でも大変ですよね。
なので、「白いご飯担当」をお願いしました。
子供が忘れていたら、ごはんが炊けるまで、夕食が食べられないそうです。
これは、続いているそうです。
一見失敗だったように感じますが、
チャレンジしてみたお母さん、「どうも料理じゃなかったみたい」と笑っておられました。
娘にも何か好きなことが見つかるはず、見つけてほしい、という愛情に満ちたかかわりです。
娘さんにも気づきがあったと思います。
あるご家庭では、子供を靴ならべ大臣に任命しました。
いくつかの選択肢を示して、子供が選びました。
「気付いた時にきれいにしてね」と伝えました。
靴ならべは、してもしなくても生活が回らなくなる仕事ではないので、
続くかなぁどうかなぁと思っていました。
結果は予想以上のものでした。
ものすごい短時間できれいになるので、本人は達成感があります。
見た目にもわかりやすいため、家族も忘れずに
「ありがとう」と言葉にできました。
そして、ここからが大事。
そう、また、すぐ散らかります。
やってもやっても散らかるんです。
中だるみもしました。
でも、お母さんは、根気強く「靴、お願いね」
と、言い続けました。
子供は靴を並べて上がってこない家族に、不満を言うようになりました。
家族も協力するようになりました。
靴に関して、家族と「やり取り」が生まれたのです。
夏休みの間、続きました。
仕事があるというのは、居場所がある、ということです。
繰り返しますが、仕事があるというのは、責任感云々や生活力云々こともありますが、
何より、そこに居場所があるということです。
学校に戻るときには、ぜひ、先生に、何か簡単な(学級での)仕事をひとつだけ任せてもらえないかも検討してみてください。
保健室でもできる学級の仕事もあります。
お手伝いは、つどつど「ちょっとお願い!」系のものと
継続的なおまかせ系のものの両方があります。
どちらとも、子供の仕事に対してあなたがかけることばは
「ありがとう」
ですね(^^)
断られたら・・・
その時は、くどくど説教はしない方がいいですね。
お手伝いの一番の目的を考えると、お母さんが不機嫌になる、というのは本末転倒ですね。
「あ、そ」
と、怒るわけではなく、淡々とすっぱり引いてみてください。
そして、子供の出方(反応)を観察してみてくださいね。