不登校を解決できる親になる

不登校を解決する親になりませんか。目標はずばり再登校です。

ある先生の言霊

 

あるお母さんは、迷子になっていました。

道に迷っていたわけではありません。

母親である自分を見失っていたのです。

子供の不登校を経験して、子育てに全く自信が持てなくなっていました。

 

子供はなんとか再登校をしました。

でも、まだ不安定です。

お母さんは不安で不安で仕方ありません。

何が不安なのかというと

一言でいうと

再発

です。

 

不登校のときとは違った心配が次から次へとあります。

お母さんは学校から帰ってきたときの子供の表情で、一喜一憂していました。

不登校のときは、子供はシェルターにいるので、

ある意味、傷つく心配はありません。

でも、学校では、いろいろなことがあります。

どうか何事もなく、無事に元気に過ごせますように、と祈るような毎日でした。

 

ある日、帰宅した子供はぐったり疲れていました。

部屋に荷物を置くと

そのままベットに倒れ込み、寝てしまいました。

夕飯の時間になっても起きてきません。

 

お母さんはどうしたのかな、と心配でした。

そして、悩みました。

 

 

こすべきかどうか。

 

このままにしておくと、

夜中変な時間に起きて、眠れなくて、朝学校に行けなくなるのではないか

 

起こすと、

疲れているのにかわいそうではないか

 

迷ったんです。

 

そして途方に暮れました。

 

 

結果的に、20時ごろ、子供は起きてきました。

夕飯を食べ、宿題をし、いつもより少し遅く寝ました。

翌日も学校に行きました。

 

 

この場合、どちらが正解だったのでしょうか?

 

お母さんは自分がすっかり自信を失っているということに気づきました。

そして、これから先もこのようなことでどちらを選択するか迷ったとき、

何かよりどころになる指針が欲しいと思いました。

学校の先生にこのことを聞いてみました。

こんな些細なことで相談するのは気が引けましたが、切実でした。

 

先生の答えは意外なものでした。

それは、こういう答えでした。

 

「お母さん、お母さんの決めた方の答えがきっと正解ですよ」

 

この言葉は、これから先ずっと、このお母さんを支え続けたそうです。

 

 

先生がどういう意味でおっしゃったのか想像するしかないです。

 

どちらかが100%正しいという答えはないんです。

疲れを取ってあげたい、という気持ちも、

規則正しい生活を送ってほしい、という気持ちも

母親としてどちらも当然なんです。

でも、どちらかを選ばないといけません。

 

少しくらい生活リズムが乱れても、今日は、休ませてあげよう

今が頑張り時だから、心を鬼にして、8時には起こそう

 

子供を愛する自分が、考えて判断した答え。

自分を信じて、選んでください。

失敗してもいいじゃないですか、

いや、これを失敗とは言いませんね。

経験と呼びます。

 

こういう意味が込められていたのではないでしょうか。

 

すばらしい先生はいます。

思い浮かぶ先生に、どんな小さなことでも、相談してみてください。