不登校を解決できる親になる

不登校を解決する親になりませんか。目標はずばり再登校です。

学校と連携で親の本気をみせる

不登校の子供をもつ親にとって絶対に欠かせない、

学校との連携の問題です。

 

校長先生や担任の先生、支援の先生、スクールカウンセラーとは

適切に謙虚に連携する必要があることは言うまでもありません。

子供が学校へ戻るために不可欠です。

 

しかし、

この、学校との連携が最初からスムーズにいく、という親御さんは多くはありません

 

先生の何気ない一言に傷ついたり、

見放されたような気持になったりしたことはありませんか。

先生の対応に満足できていますか。

 

そもそも、残念なことに、

先生が不登校の誘因だった、という場合も少なくないのです。

 

もしあなたが、学校と定期的にうまくかかわることができている場合、

それはすごいことです。

すごいことなんです。

 

ただし、それでも解決ができず長期化している場合は、

何らかの変化をおこす必要はあります。

これについは、また別の機会で。

 

学校から足が遠のいている、という場合。

 

子供の行っていない学校に行くのは、苦行です。

見たくない現実を見なければなりません。

これまであなたが築き上げてきたプライドがずたずたになることもあるでしょう。

 

それでも歯を食いしばって、

勇気を振り絞って、

時間を作って、

学校に行っている親御さんは確かにいます。

いるんです。

 

先生との人間関係です。

真の信頼関係をもつには、ある程度の時間がかかります。

先生と学校と強い信頼関係でつながれたら、無敵だと思いませんか

必ず、子供の力になってもらえるはずです。

 

他人と信頼関係をもつことの素晴らしさを、子供に教えたくありませんか。

子供は親の鏡です

 

 

親が本気かどうかなんです。

 

 

母親に支配される娘

強い題名にしてしまいました。

母親と娘について考えてみます。

 

「娘は父親を嫌って避けていますが、

私(母親)とは関係がよく、いろんなことをおしゃべりします。」

という話を聞くことがあります。

 

不登校の娘さんがいらっしゃるお母さん。

摂食障害、不眠などで困っている娘さんがいらっしゃるお母さん。

 

一度だけでいいので、考えてください。

せっかくこの記事を読んでくださっている今の機会に、

一度だけ考えていただけませんか。

 

あなたと娘さんの関係は健全ですか。

 

「娘は私には心を許してくれていると思います。」

「何でも話してくれて、素直です。」

 

それが本当ならば、問題もありません。

 

ただ、一度だけ、立ち止まって考えてみてください。

娘さんがお母さんに強烈に気を遣っている、という可能性はありませんか。

 

「お母さん」という存在は特殊です。

子供にとって、その存在はあまりに影響が大きいため、

問題が表面的にはわからないことがあります。

 

子供にとって、両親はつながった存在です。

例えば父親を嫌悪している、という場合、

そのことで母親に何の感情も持っていないと考えるほうが不自然です。

 

知的で、感受性豊かで、優しい娘さんであればあるほど、

お母さんに対して複雑な感情を持っているにもかかわらず、

ものすごく気を遣って、

ものすごく上手に

お母さんに「心を許しているふり」をしている可能性はあります。

 

お母さんにそのつもりはなくても、

育ちの上で、経験上、娘さんはお母さんとの良好な関係を保つことが

自分の生命線だと思うほどの強烈な支配で自分を縛っているかもしれません。

 

大変な思いをしているお母さんを助けるのは自分だ、

という使命感で自分を縛っているかもしれません。

 

本当は、深い憎しみを抱えているかもしれません。

 

もしそうなら、娘さんは、誤解しているんです。

 

娘さん本人もまだそれに気付いていないかもしれません。

でも、いずれ気付きます。

 

 

「なにその服、ださっ」

「あんなお父さんのどこがよくて結婚したの?」

 

そんな風に、

お母さんをよく批判する、

お母さんに生意気な口を利く、

お母さんに文句ばかり言っている、

こんな娘さんって、なんだか健全だとも思いませんか。

 

もちろん、すばらしいお母さんで、

本当に良好な関係を築いていらっしゃる母娘さんはたくさんいます。

それなら、娘さんにとって、それは、最高の財産です。

 

表面だけを見ないでください。

 

そして、もし思い当たる節がある場合、

娘さんをあなたの支配から解放してあげたいですね。

 

勝手に支配されにきている場合もありますけどね、

そんな娘さん、けなげでいじらしいですね。

きっと、人一倍やさしい子です(^^)

 

睡眠について

不登校の解決を阻むうえで、多くの子供が抱えている

睡眠の問題について。

 

夜寝ない朝起きない昼夜逆転問題

一日中寝てばかりいる過眠の問題

 

あなたは、子供のこの問題に、長く悩んでいますか。

 

起きろと叱った

起きてと懇願した

毎日決まった時間に起こし続けた

医師やカウンセラーなど専門家のところにいってみた

勝手にしろと突き放した

もう無理だと諦めた(諦めようと思い込んだ)

 

 

睡眠の問題は、

「にわとりとたまごどちらが先か」論に近いです。

起きないから行けないのか、

行けないから起きないのか

 

このにわたま問題については、専門家から様々な意見が出されていますね。

いずれにしても、不登校の解決を阻む「悪循環」の

ひとつの大きな要素であることは間違いなさそうです。

 

勉強したこと、思いつくことはいろいろ試したが、うまくいかなかったとき、

その問題はいったん後回し、という方法もあります。

 

他に、あなたの家族運営の中に、

あなたが住む時代や地域の世間の常識に照らし、

改善すべきことはないですか?

 

子供はどこで誰と寝ていますか?

ゲーム類のルールはどのしていますか?

子供の3度の食事はどうしていますか?

部屋の整理整頓の状態はどうですか?

親子間の境界は明確ですか?

夫婦間のコミュニケーションはどうですか?

 

複雑にからみついた悪循環を断つには、今までしてこなかった対応を探します。

 

親の知恵と勇気が試されます。

 

伝家の宝刀を抜け!

おはようございます。

 

暑くなってきました。

もう夏はすぐそこです。

 

先日こちらの記事でこのようなことを書きました。

信じるってどういうこと?

 

子供を信じられない親は

なぜか子供の行動を常にチェックしています。

 

「親が子供の行動をチェックするのは当たり前です」

 と言われそうですね。

確かに、お母さんは、子供をよく観察しています。

そしてそれは、素晴らしいことです。

 

しかし、時に、それが度を超えていることがあります。

 

お母さんが子供の言動をいちいち気にして

心が平静でいられないということはありませんか。

 

このようにお母さんが子供を「監視」している状態のとき、

子供もお母さんのことを、「気にしすぎて」いる可能性は高いです。

 

なんでもお母さんに聞いてくる

(「お母さんお茶飲んでいい?」など)

赤ちゃん返り

過度のわがまま

暴言暴力

 

そのようなことはありませんか?

 

一般的に、子供は親から自然に自立していくものだといわれます。

だから、

子供は満足すれば自分から離れて自立していくはず

と思っていませんか。

 

しかし、これは、親子関係が健全な場合の話です。

健全な場合の話なんです。

 

何らかの理由で、長い年月をかけて親子関係が不健全な状態になってしまっているとき、子供が自分から自然に自立していくことは困難です。

 

また同時に、

このようなお母さんが子供を突き放すことは、とても大変です。

 

お母さんと子供は拘束し合っているのです。

見えない鎖でつながれてしまっています。

距離が近すぎるのです。

 

この鎖を切ってくれる存在が必要です。

それは誰でしょうか?

 

もうお分かりですね。

 

そう、お父さんです。

伝家の宝刀を抜いて、この鎖を断ち切る時です。

出番なんです。

 

長くなってしまったので、続きはまた今度。

 

信じるってどういうこと?

今回は「信じる」という話です。

不登校の問題を考えるとき、いつもいつも出てくるキーワード。

 

もしかするとあなたも、

子供を「信じる」ということが

自分はできているのか、できていないのか、

そもそも「信じる」ってどういうことなのか、

わからなくなっているかもしれません。

 

子供を信じられない親は

なぜか子供の行動を常にチェックしています。

 

「親が子供の行動をチェックするのは当たり前です」

 と言われそうですね。

確かに、お母さんは、子供をよく観察しています。

そしてそれは、素晴らしいことです。

 

しかし、時に、それが度を超えていることがあります。

 

帰ってきたらランドセルを開け中身をチェックする、

家のベランダから子供の登下校風景をチェックする、

携帯電話の内容をチェックする、

友達を使って子供の交友関係をチェックする、

先生に電話して様子を聞く、、、、、 

学校に行って、物陰からこっそり様子を見ている、

度が過ぎるとそれは「詮索」です。

 

学校に行けない子が供何時に起きて何時に寝ているのか、

部屋で何をしているのか、

どんな表情でいるのか、

を常に気にかけている。

これらは度が過ぎると「監視」です。

 

何も、詮索や監視をしようと思っているわけではありませんね。

気になるから、心配だからしているんだと思います。

でも、常にそれをすることで、中毒になっている可能性もあります。

 

これは、よほどポジティブな思考を持っている場合は別として、

心配性のお母さんの精神的な安定を保てる行為ではないんです。

子供をそのようにチェックしても、プラスになることはあまりありません。

 

子供がひとりで帰ってきている姿を見て、どう思いますか。

心配になりますよね。

きらわれているのかな、いじめられているのかな、友達いないのかな

というマイナス思考が、お母さんの精神をむしばんでいくのです。

 

思い当たる節はありませんか。

 

信じるというのは、人間が持つ一番高いレベルの思考です。

疑うのは簡単です。

でも、疑うことを続ければ続けるほど、心はどんどん蝕まれていきます。

 

それに、もし、子供に心配すべき何かがあったとしても、

お父さんお母さんに信じてもらえた子供が得るものは、

子供の性格に影響を与えるくらいに強力なものです。

 

 

「信じる」ということがどういうことかよくわからないときは、

「詮索」「監視」をやめてみることからはじめてみませんか。

 

 

20点とれたら前に進もう!

勉強は進んでいますか?

 

不登校の間、勉強がうまく進まないとき。

というより、うまく進むことなんて稀ですね。

 

意味が分からない

やる気が出ない

やり方がわからない

やってると頭が痛くなる

そもそもなんで勉強なんてしないといけないかわからない

 

子供はいろいろ言いますね。

 

それはそれとして、

ふむふむ

なるほど

わかるわかる

そうかなー

などと、聞くのでしょうが。

 

それはそれとして、

「わかった。じゃあ、とりあえず、どんどん前に進もう!!」

 

 

とにかく、進みませんか。

まずは、エレベーターでもなんでも使って、

みんなの見てる景色を見に行きませんか。

必要なら、また、降りて戻ってくればいいんです。

次はエスカレータでのぼるのくらいがいいかな。

また、必要が出たら、もう一度降りて戻ってくればいいんです。

最後は自分の足で、階段で登れるようになります。

きっと。

 

なんでも完璧にできてからじゃないと進めない思考回路ではありませんか。

お母さんも子供も。

 

20点くらい取れたらOK!

友達は1人か2人いればOK!

 

 

完璧主義。

それは、時に自分を苦しめます。

 

20点くらいでOK!

とにかく進もう!

 

試しに学校でテストを受けてみたらわかります、

あなたの子供は、たぶん、「ビリ」じゃないですよ。

気球

こんにちは

 

以前、気球がいっせいに空に飛び立つのを見たことがあります。

 

気球は、まるで人の心のようだ、と思いました。

 

人は、生きていくうえで

楽しい記憶や幸せな記憶だけでなく、

たくさんのつらい記憶や嫌な記憶が積み重なっていきます。

それに、親との確執、誤解、重すぎる期待などもおもりとなって、

気球は高く上がることができません。

 

不登校になってしまった子供は、おもりを抱えすぎたのかもしれませんね。

抱えすぎたのなら、捨てればいいんです。

ひとつずつ。

 

それらを外してくれるのは、

なにより、親との会話です。

それから、

友達とのふれあい。

読書。

他にもいろいろありますね。

 

親子で、一緒に、ひとつずつ、捨てていきましょう。

赤ちゃん返りについて(1)

おはようございます。

 

不登校子供の「赤ちゃん返り」ついて考えます。

 

不登校の子供が、母親の体を触ってきたり、べたべたしてくることがあります。

 

何らかの事情で、幼いころから、本来満たされるべき愛情欲求が満たされず、

ずっとさみしい思いを抱えてきたから、と説明されることもあります。

 

ストレスから自分を守るための行動だ、と説明されることもあります。

 

育てなおし、育ちなおし、という表現をされる方もいます。

 

過度な母親とのスキンシップ。

背景や目的はどうであれ、正当化して、「仕方ない」と受け入れていませんか。

 

正直になってください。

特に男の子の場合、(女の子であったとしても)、

あなたはべたべたされるのは嬉しいですか?

 

嫌でよすよね。

 

嫌なんです。

 

 

そして、それは、あなたに母性が欠けているからではありません

母親は子供を保護するという本能を持っていますが、

同時に「自立を促す」というすばらしい本能も持っているはずなんです

 

だから、大きくなった子供がいつまでも「赤ちゃん」の状況にいることに

違和感を感じるはずなんです

感じて当然なんです。

だって、「赤ちゃん返り」は「自立」とは逆行しているのですから。

本能がNO!と言っています。

自分の感性を信じてください。

 

ごく小さい頃は、

子供が泣いていれば、自然と抱きしめましたよね。

不安になっている子供をしっかりと抱きしめましたよね。

 

繰り返しますが、

私は、「母性がないのでは」と自分を責める必要は全くないと思っています。

 

では、なぜ子供は赤ちゃん返りをしているのか。

原因や目的をいくら探しても解決しません。

ただ言えることは、現在、親子関係が不健全な状態になっています。

「関係」の問題です。

 

 

同年代の健全な子供を想定してください。

お母さんと一緒にお風呂に入っている、

おっぱいを触ったり、くわえたりしている、

膝に座ってくる、

べたべたとまとわりついてくる、

添い寝をしている、

と聞いて、違和感がありますか?

 

違和感がある場合、

我が子がその行動を行っているなら、

それは改善する必要のあるものです。

 

拒絶すると、

子供が傷ついてしまうのではないか、

状況が悪化するのではないか、

という不安は理解できます。

 

でも、大丈夫です。

少しずつ、一歩一歩、同年代の子供と同じような状況まで改善しましょう。

まずは、

自分に正直になって、改善する!と決意することからはじめます。

 

あまり深刻にならず、進みましょう(^^)

 

 

不登校の親の4タイプ

不登校の子供をもつ親を4つのタイプに分けて考えてみました。

 

1 心配せず不登校に対する具体的手だてを講じない親 

  ほとんど気にもしない無関心である場合や、

  何とかなるといったかなり楽観的な思考回路を持っている場合、

  子供を信じて待つという信念を持っている場合もある  

 

2 心配はするが不登校に対する具体的手だてを講じない親

  子供が動き出すのを待っていたり

  様子を見ていたり

  忙しく仕事をしていたりする

 

3 不登校の子供を心配し、本などで勉強し、

  学校や医師、カウンセラーなどと連絡を取り、

  知恵を借りて実行しようとする親

  自分で考えるというより、

  誰かに何とかしてほしいと考えたり、アドバイスを求めたりする

  続かない、挫折するといったこともある

  

4 子供の不登校を自分の問題でもあると考え、解決の意志をもつ。

  本や専門家などから学ぶだけでなく、

  我が家の状況に応じて自ら考え、実践する親

  問題の所在をつかんでおり、主体的である

  責任感の強さから疲弊してしまうこともあるが、

  周囲からのサポートも受けやすい

  

すべてに当てはまるとは思っていませんし、

どのタイプの親が優れている、劣っている、いうことを言いたいのではありません。

どんな親が子供の不登校を解決できているのか、

そしてそれはなぜなのか、

ということを考えてほしいのです。

 

そして、自分の現状を認識し、修正し、信じた道を、選び進む必要があると思います。

 

あなたは現状どのタイプですか。

夏休みまでの目標設定が2か月後の状況を変える

長い夏休みまで、あと1か月をきりましたね。

 

夏休みは学校に行っている子供でも、モチベーションが下がります。

不登校の子供も同じです。

ただ、不登校の子供のモチベーションの下がり方は、かなりのものです。

学校に行っていないのにどうして

と思いますが。

 

そして、夏休みが残り少なくなってくると、

学校に行っている子供は少しずつモチベーションが高まっていきます。

そして始業式を迎えるのです。

 

しかし、不登校の子供は、通常、自分では、

下がったモチベーションを登校できるレベルまで上げることができません

 

できないんです。

 

だから、

「始業式から行くかもしれない」

という親の期待は裏切られることが多いのです。

 

でも、夏休みは、チャンスでもあります

うまくやれば、かなりの成果を上げられる可能性があります。

その話はまた別の機会にします。

 

その夏休みまでに、その夏休みを有意義なものとするために、

今日子供と話し合って、何か1つ目標を立ててみませんか。

「朝〇〇時までに起きる」

「ゲームの時間を減らす(午前中はしないなど)」

「制服を着る(すぐに脱いでOK)」

「校門まで行く」

「5分や1時間といった限られた時間だけ登校する(教室でなくてもOK)」

子供の状況に応じて、少しきついけど、できること、がいいです。

 

目標を達成できなかった日のフォローも決めるとさらにいいです。

フォローは、「家庭学習〇〇分」というのがおススメです。

 

子供に命令や指示をしてやらせるのではありません。

話し合うのです。

子供にこのような話を切り出すのはきっと勇気が必要です。

でも、試してみて、失敗したら、また調整すればいいのです。

 

このトレーニングで、夏休みに入った後、モチベーションが下がりすぎないでなんとか踏みとどまれます。

その後の長い夏休みの過ごし方も変わってきます。

すなわち2学期の始業式のときの状況が劇的に変わる可能性があるのです

 

 

 

明るい気持ちで夏休みを迎えませんか。

諦めるなんてできない

不登校の本などを読んでいると、

「親が諦めることができたとき、子供が動き出すことがあります」

「今はこうするしかないんだ、と諦めることで子供が楽になり、元気になります」

といった記述を見かけることがあります。

 

これに関して、私は、よほど絶望的な状況でもない限り、

「諦める」

なんて必要は、絶対にないと思っています。

なぜなら、可能性があるからです。

 

そして、親はそんなに簡単に、わが子のことを諦められないからです

 

不登校になって、必死にあれもこれもそれも知恵を絞ってやってみて、

それでも諦めざるをえない結果になる、いうのは残念ながら存在するかもしれません。

でも、万事を尽くす前に「諦める」ことをすべきでしょか?

 

子供はまだ未完です。

やわらかいんです。

正しく導けば社会性を獲得する可能性があるんです。

親が諦めてしまったら、子供はどんな気持ちになるのでしょうか?

 

そんなに簡単に諦められますか。

仕方ない、と納得できますか。

親のわが子に対する気持ちはその程度でしょうか。

 

そんなことは絶対にないと思うのです。

本当は諦めたくないはずです。

 

「諦めよう」と決心して諦められるくらいなら、こんなに苦しんでいません。

 

自分の心に素直になって、簡単には諦めない、親になりませんか。

伝えるべきことを伝えていますか

子供の行動が許せないとき、どうしてもこうしてほしいと思うことがあるときは、

子供にきちんとそのことを伝えます。

 

子供を不登校という状況にしてしまった責任を感じることは立派です。

申し訳なかったと思う気持ちも当然です。

 

何も言えなくなってしまう親というのは、

せめて自分くらいは味方でいてあげたいと思っているのかもしれません。

子供に自分の気持ちを伝えることで、親子関係が悪くなることを怖れているのかもしれません。

不登校や引きこもりの状態が悪くなるのではないか、と不安なのかもしれません。

「私に話もしてくれなくなったらどうしよう」

「顔も見せてくれなくなったらどうしよう」

「子供のすべてを受け入れる必要があるのでは」

 

しかし、伝えるべきことを伝えなければ、徐々に親子関係はゆがみが出てきます。

すぐに目に見えないだけです。

親が気持ちを押し殺すことで、その関係は一見穏やかさを保っているように見えて、

どんどん「不健康」な状態になっていきます。

 

親が下手に出てすべてを許すから、

子供は時に迷子になり時に王様のようになるのです。

 

今までに子供に何かを言ったことで一時的に関係が悪くなってしまった経験がある場合は、特に、「伝える」というのを我慢してしまいます。

でも、この行動を取り続けている限り、子供との関係は一向に良くなりません。

 

本当許せないこと、こうしてほしいと思うことはきちんと子供に伝えてください。

 

何でもがみがみ怒って、子供を思い通りにするということではありません。

親として、どうしても伝えないといけないことがあります。

それを全部我慢して

「物分かりのいい親」

であり続けるとがいい結果をもたらすとは、私は思っていません。

これをやめるだけで効果がでる可能性のある「あること」

家族の運営。

なにから変えていけばいいのかわからないとき

やめてみる価値のあることがあります。

それは、

「こどもより多くしゃべること」

 

口数が多いと自覚しているお母さん、

お母さんがしゃべっている間、

子供の思考は停止しているかもしれません

子供の頭を混乱させているかもしれません

子供が自分で何も考えなくてもいい状態を作り続けているのかもしれません

子供を疲れさせ無気力にしているかもしれません

 

「おはよう、よく眠れた?」

「おはよう、おなかすいてない?ごはんできてるよ」

ではなく、

ただ笑顔で

「おはよう」

 

一度に二つ以上のことは言わないようにするのです。

 

学力

学力は、生きる上での重要な力だと信じています。

 

学校に行けない子も、学校には行かないと宣言した子でも、

どうしようもないほど体調が悪い場合を除き、

「どんな状況でも勉強をすること」

と伝えます。

繰り返し、繰り返し、何度も伝えます。

 

「勉強しなさい」と言い過ぎたのが不登校の原因かもと思っていても、

勉強のことで期待をかけすぎたのが不登校の原因に違いないと感じていても、

関係ありません。

関係ないんです。

「どんな状況でも学ぶこと」

親だからこそ言えるメッセージです。

親だからこそ言うべきメッセージです。

 

ただし、

子供がひとりで、勉強に取り組むことは非常に困難です。

親が教えます。

教えるなんて無理、という場合、一緒に勉強します。

できるだけ、同世代の子と同じ進度で、内容で勉強をさせます。

完璧でなくてもいいんです。

かいつまんで要点だけでいい。

理解や記憶できていなくても、一度流すだけでもいい。

極端に言うと5分からでいい。

とにかく毎日勉強をさせます。

 

どうしても親が見ることできない場合、

塾や家庭教師に頼る

親戚や知り合いにお願いするなど、手段はいくらでもあります。

 

親が自分の時間と労力を使えないのなら、多少の支出はやむをえません。

 

 

不登校で一番苦しいのはお母さんだから

おはようございます。

 

月曜日。

不登校の子供がいる家庭は、とっても憂鬱な日ですよね。。

 

「私があの時・・・」

自分の子育てを振り返ると、ダメなところ、後悔することばかりが思い出されます。

 

いっそ、この子を殺して自分も死のうか。

この子さえいなければ、、、

 

こんな風に思わずにいられないお母さんもいます。

不登校が長引くとわが子をかわいいと思えなくなる。いいところが探せなくなる。

お母さんの葛藤は言葉では説明できません。

不登校で一番苦しんでいるのはお子さんですよ」

「お母さんがしっかりしてください」

と言われることが多いですが、

私は不登校で一番苦しんでいるのは「お母さん」だと思っています。

 

勉強も運動もできて、

友達も多くて、

活発な子供でいてほしい

と願い、子供にその価値観を押し付け多くのことを求めてきた。

無条件に愛せなかった。

感情的に叱ってしまった。

 

いくら考えても後悔が尽きることはないです。

ないんです。

なぜなら、完璧なお母さんなどこの世のどこを探してもいないから。

 

 

自分を全否定する必要はありません。

ただ、悩んでいる時間に、

「私の考え方や行動に、世間の常識とは違うおかしなところはないか

「食事面、金銭面、生活習慣面など家族運営の中に、世間の常識とは違うおかしなところはないか

をひたすら考えます。

朝起きるところから、夜寝るところまでです。

生まれた時から今までです。