登校刺激のタイミング
何をするにもタイミングは大事です。
「明日こそ学校に行ってみない?」
あなたは子供とのこの大切な交渉に、何度も何度も失敗しました。
この交渉がうまくいかなかった原因としてタイミングが間違っていた
ということはあります。
傘が売れなかったのは、雨が降っていない日に売ろうとしたから。
雨が降った日や雨の多い梅雨になれば、売れるんです。
一方的に登校刺激をしても、子供は決して受け入れません。
子供が受け入れるには、子供が望むやり方で、最も結果を出しやすいような状況までもっていかなければなりません。
今まで交渉がうまくいっていないのは、多くの場合、言っていることそのものがおかしいのではなく、要求のタイミングがおかしいからです。
不登校という重大な子供からのメッセージを受け取りましたよね。
そのメッセージを検討することもせず、
こちらからただ一方的に「行け」と言っても、
子供は動かない。
動かないんです。
一度や二度、交渉に失敗したくらいで諦めないで下さい。
雨が降れば傘は売れます。
準備が整えば、子供は動きます。
蒸気が雲になって雨粒になるように、
一歩一歩その日まで準備してください。
必ずその日は来ます。
まず最初にあなたがすることは、家族の機能の見直しです。