不登校を解決できる親になる

不登校を解決する親になりませんか。目標はずばり再登校です。

不登校の子が共通して苦手な2つのこと

不登校の子が共通して苦手なことがあります。

ほぼみんなこれが苦手です。

なんだかわかりますか。

勉強ではありません。

 

1つ目は「人との関わり方」

ほぼみんな、人と関わるのが苦手です。

 

 

2つ目は「ストレスへの対処」

ほぼみんな、ストレスをうまく解消するのが苦手です。

 

私は、この二点がどうすれば上達するのか

そればかり考えていた時期があります。

それらの本を読み漁っていました。

そのことについても、近いうちに書きたいと思います。

 

 

今年は夏祭りに行けなかった

夏祭りシーズンです。

街は浮き立つけれど、

我が子は部屋でゲーム三昧。

 

気になりつつも、

下の子を連れて夏祭りに行く。

同世代の子がわいわいとおシャレをして、お友達と楽しんでいるのを見てしまう。

そういうものを見た日は、いつもきまって落ち込んで、

なんだか花火も切ない。。。

 

不登校の悩みは、学校に行けないことだけじゃない。

親はこんなことでも傷つき落ち込んでしまうんです。

経験した方にしかわからないかもしれませんね。

 

 

でも、大丈夫です。

 

今年のお祭りに行けなかった(行かなかったこと)は、今の子供の状態を知ることができた、それ以上の意味はありません。

それ以上でもそれ以下でもないんです。

今年あなたの子供がお祭りに行っても、行かなくても、未来への影響はほぼ皆無です。

 

 

きっと来年こそは、

この子たちと同じように、

夏祭りにわくわくして出かけて行く「未来」が絶対来ます。

大丈夫。

 

今年は、

落ち込んで、テンション下がっても、いいと思います。

それが当然の心の動きです。

 

ただ、無限に落ち込んでいる暇はありません。

 

また、明日から前を向いて、一緒に、忙しくなりましょう(^^)

なぜなら、わが子はまだ友達シーズンに突入していません。

お父さんお母さんシーズンなのです。

 

忙しい忙しい!

 

このシーズンをどう過ごすかは、

子供さんの未来への影響が超超超強大なのです! 

 

おやすみなさい

中学3年生の不登校

中学3年生。

不登校になって、結構長い。

学力も追いついていない。

パソコンかゲームばかりしている。

もう夏休みなのに、受験生らしい動きが全くない。

 

そんな子でも、

動き始める時期はそれぞれですが、

最終的には受験をし、高校に合格できる子が多いです。

 

 

中学3年生の夏休みは、高校受験に向けて、模試、3者面談、高校説明会などイベントが盛りだくさんです。

それなのに一切動こうとしない子供を見ている親のストレスは相当ですね。

 

もうですね、当たり前です。

心配で心配で、仕方ないと思います。

 

3者面談は子供は来ずに2者面談でした

高校説明会をドタキャンされました

家庭教師を頼んだのですが、トイレから出てきませんでした

 

例を挙げればきりがありません。

でも、

多くの子が立ち上がるんです。

すごいです。

子供はほんとにすごい。

 

心配で、何かしていないと頭がおかしくなりそうなお父さんお母さん。

以下の2つのことをお勧めします。

①高校の情報を集める

全日の高校、通信、定時制、とにかく情報

②子どもと一夜漬け勉強ができるように準備する

中学の勉強をザーッとやり直します。ザーッとで大丈夫。

国語は除き、4教科。

お父さんお母さんで教科分担できたら最高です。

 

 

意志あるところに道はある

(Where there's a will、there's a way;リンカーン

 

 

夏休みのラジオ体操とプール

お住いの地域ではラジオ体操はあっていますか?

小学生の不登校の親御さんの中に、これが非常にストレスだ、という方がいらっしゃいます。

 

対人的に恐怖感はあまりなく、友達との交流を求めている小学生の場合、

ラジオ体操に喜んで行く、ということはあるようです。

生活リズムが整うし、再登校の訓練にもなり、いいですね。

そこで遊ぶ約束をして、午後から遊びに行くということも聞きます。

子供は同年代の子供とのかかわりで社会性を学びます。

どんどん行かせてください(^^)

 

そうではなく、家にこもりがちな子にとっては、

ラジオ体操はとてもじゃないけど苦痛のようですね。

そういう子の多くが「プール」がとても苦痛といいます

お父さんがいくら誘っても、プールに行きたがらない。

あんなに水遊びが好きだったのに、、、哀しい気持ちになります。

 

不特定多数の子供が無秩序に存在している場合、

何が起こるか予想不可能です、ただでさえ躊躇してしまいます。

まして、プールはみんなのテンションMAXで、服を着ていない状態。。。

怖いのは、無理もありません

 

 

残念ですが、今年は、そういうものだと受け入れて、

ラジオ体操やプールは無理強いせず、違うアウトドアを考えてみてください。

元気になれば、そういうところにも入れるようになります(^^)

まだ、社会に出る準備が整っていないだけです。

家庭で、社会に出る準備をします。

まだまだお父さんお母さんシーズンです。

友達シーズンはもう少し先。

 

そういうタイプの子は、

始業式や平和集会で、子供たちが体育館に静かに列に並んでいるという状態で、

後ろの方からそっと参加する、隙間から覗く、といったものは比較的できる子が多いような気がします。

目標の例として、よかったら参考にしてみてください(^^)

 

 

 

夏休みの登校日

2学期が始まるまでまだかなり時間があります。

2学期からの復帰をまずは指向しましょう。

子供さんの状態にもよりますが、節目はチャンスです。

 

だめならまた仕切りなおせばいいのです。

 

さて、2学期からの再登校を目標にする場合、

夏休みの登校日は非常に非常に有効なイベントです。

これを利用してなんらかのチャレンジをするのはとても有意義です。

今、子供がどの程度やれるのか、状態を知ることもできます。

 

対人に問題がない子は、授業がないので、少しでも教室に行けるかもしれません。

対人に問題がある場合でも、保健室や相談室、体育館の集会を少し覗く、といったことはできるかもしれません。

 

 

 

 登校日がない、という地域もあるようですので、残念です。

不登校の予防という観点からみても、

従来の登校日は絶妙な日付で設定されていたように思います。

 

 

私への復讐だと思います

不登校の目的?

はい、間違いなく、私への復讐だと思います。

 

 

不登校目的論」の話をしたときに、あるお母さんがおっしゃいました。

虐待とかそういうことではなく、子供さんを大切に大切に育てられていた。

でも、あげればきりがないほど、この子には合わせる顔がないほど、

いろいろ思い当たる節があるのだそうです。

 

 

 

 

お母さんは、それはそれは苦しまれました。

げっそりとなりました。

そして、ものすごく努力されました。

 

子供が人生を賭けて行った意思表示に、

人生を賭けて答えた

という印象でした。

 

子供さんは1年ほどで再登校しました。

復讐だったのかはわかりません。

 

私は、母親の強さを、見ました。

 

 

「不登校目的論」

より感覚的な話ですが

不登校の子供には何か「目的」があるのではないかと感じるときがあります。

それはほとんどの場合、無意識です。

 

例えば、子供が不登校になって、精神科にかかると、子供は治療の対象ではなく、

実はお母さんが危ない状況で、お医者さんから治療を進められるというケースがあります。

 

実はお母さんが幼少期から抱えている親との葛藤を持っている、日常生活は送れるが摂食障害を持っている、眠れていないなどの苦しみを持っている、というケースは結構多いです。

このケースでは、結果的には子供がお母さんを救う目的があったことになります。

こう書くと、やや霊的な感じがしますね。

やはり、お母さんの苦しみが子育てに何らかの影響を及ぼしていたと考えるほうが自然でしょうね。

 

他にもあります。

 

例えば、自分に注目してほしい、と思っている。

お兄ちゃんばかり、妹ばかりかわいがられていると感じている。

 

例えば、家族の中の不和を、改善してほしいと思っている。

もしくはその逆。

不登校を通じてお父さんとお母さんのきずなが深まった、ということはあります。

逆もあります。

 

 

例えば、本当に愛されているのかを確認したい、と思っている。

不登校の私でも愛してくれますか?」

 

 

より抽象的になりますが、一時撤退して、自我を育てていると感じる子もいます。

自我が育っていない子や、自我を見失っている子は、本音を押し殺して他人が何を期待しているか、といった他人主体で周りに合わせてばかりになりがちです。

人とかかわることに疲れてしまいます。

本当の自分を取り戻したい、と無意識でも思うのは、ある意味当然です。

 

以前、不登校は、

素因を持つ子が、ストレスの限界を迎え、誘因(きっかけ)が加わると発生する。

と書きました。

きょうだいへの影響~そもそもなぜ不登校はおこるのか

 

基本的にはこのメカニズムを支持しています。

 

ただ、不登校には目的があるという前提で、

こう考えてみることは、有意義かもしれません。

 

 

一度きりの自分の人生を賭けてまで

この子は何の目的で、不登校を続けているのだろうか?

 

 

 

不登校家庭犬を飼う!?

こんにちは

 

 

ちょっと、ずっと前から気になっていることをメモ的に書かせてください。

 

ずいぶん前にある女性から、

不登校?犬を飼ったらいかがですか?

アニマルセラピーっていうんですか?

あのふわふわのぬくもりに癒されるそうですよ」

と言われたことがありました。

 

今まで、犬がいかに家族にとってすばらしい役割を果たすのか、

ということはいろいろ伺っています。

 

ですが、

不登校になり、犬を飼ってみました

もっと言うと、

それで

子供が外に出ました

子供が元気になりました

親子の関係がよくなりました

という方をまだ知らないのです。

 

生き物ですから、欲しいからって

すぐに飼えるものでもないのでしょうが。。。

経験された方がいらっしゃるような気がしますね。

 

どうなんでしょうか?

 

すごく興味があります。

もし何かご存知の方がいれば、教えてください(^^)

 

もし神様が現れて

おはようございます。

 

夏休みは順調に過ごせていますか。

まだまだ第一部ですが、子供たちは少しずつ、少しずつ、深いところへ降りていっています(^^;)

 

今週末あたりが多くのお母さんにとって、ストレスの第一ピーク、と思われます。

徐々に、お母さんも子供の夏休み状態に慣れてきます(^^)

 

 

さて。

 

もし今神様が現れて、あなたの願い事をひとつ聞いてくれるとしたら、

何を願いますか?

 

 

 

0.5秒で

「子供の不登校を克服したい」

と答えることができたあなたは、

きっと、恵まれています。

 

 

命にかかわるような深刻な悩みを抱えておられる親御さんもいらっしゃいます。

 

でも、そうは言っても、

不登校の子供をもつ親には、経験しなければ決してわからない苦しみがあるのも事実です。

 

苦しみのあまり、 

藁をもすがる思いで、宗教に頼りすぎる方もいらっしゃいます。

 

ご先祖を大切に想い感謝する

人の縁

見えないもののちから

などといった信仰は、私も少しは持っています。

お墓参りもしますし、神社にも行きます。

行動指針にするのは、必要だと思います。

 

でも、度を越えると、空想の世界に逃げるような気がします。

実際、誰かの生まれ変わりとか、霊に苦しめられている、といったことを言われ、

その発想だけで不登校を解決した、という事例を私は知りません。

 

見えない世界を見る前に、

目の前にいる、わが子を見てください。

頼りになるサポーターを探してください。

 

あなたには、あくまで、リアリストでいてほしいのです。

 

 

 

GIK

こんにちは

 

おもしろい話を聞いたので忘れないうちに。

 

 

ある方が、歌番組(テレビ)を見ながら子供に、もちろん冗談で、つい言ってしまったそうです。

母「GIK」

 

子「??」

 

子「あ~ね、ははは(笑)」

 

 

わかりますか?

 

そうです。

「学校行ってください」(笑)

 

 

派生語を考えてみました(^^)

BSK(勉強してください)

GYK(ゲームやめてください)

 

 

ちょっとふざけすぎましたが、

明るく本音を言えていいですね。

こんな楽しい登校刺激は、あまり聞いたことがないです。

 が、個人的には嫌いじゃありません(^^)

 

 

子供にも本音があるかもしれないですね。

例えば…

「MOT」(もっとおいしいものつくってください)

AOK」(あんまり怒らないでください)

「GKK」(ゲーム買ってください)(!)

 

 

要求はお互い様です。

こちらからばかり要求しても、子供は納得しないかもしれませんね。

子供たちの想いも受け止める余裕があるといいです。

もちろん、すべて受け入れる必要はないです。

 

 

不登校のごく初期の問題2

不登校のごく初期の段階での対応」続編です。

 

不登校のごく初期で、

「あれ、なんかおかしい」と気付く方は結構いらっしゃいます。

混乱しながらも結果的にあまり子供につらく当たらず、

つらく当たったとしても最初の1日とか3日くらいとか、

子供のダメージが限定的なうちに、

不登校の対応を始めた、という方はいます。

 

また、もし今まさにごく初期かも、という方は、

冷静に、子供の状況を観察し、判断してください。

イライラしたり、パニックになっても、それに基づく行動はいい結果をうみません。

いじめとか明らかな問題がなく、少し強く押せば行けるという日は行かせる、というのが私の持論ですが、親にしかできない判断です。

注意してほしいのは、考慮するのはあくまで、「わが子の状況」です。

「周りに迷惑がかかるから行きなさい」

といった判断をすべき時はまれにですが、確かにあります。

でも、まずは、プライオリティ(優先)は我が子だということを肝に銘じましょう。

例え、大きな大会のリレーメンバーでもなんとかなります。

ほら、いるじゃないですか、補欠が。

ちゃんといるんです、大丈夫です。 

 

そして、もうすでにこの初期段階に子供をさんざん傷つけて、

焼け野原にしてしまった、という自覚がある方もたくさんいらっしゃると思います。

 

でも、だからと言って、ジ・エンドではないです。

絶対です。

少し大変ですが、再建しましょう。

 

 

想定と現実のギャップストレスでいちいち怒鳴り散らさないようになる。

これだけでも、すごい変化です。

いい変化は、必ずいい結果をもたらしますよ(^^)

 

 

 

 

 

 

 

不登校のごく初期の問題

おはようございます。

 

不登校のごく初期。

子供は、朝から、「だるい」、「おなかが痛い」、「吐き気がする」といって、熱を測るなど、学校や部活を休みたいサインを出します。

 

このような時、休ませるべきか行かせるべきかとても悩みますね。

悩むこと、どうするべきか考えることは、とてもいいですね。

子供の様々な状況を総合的に考えて判断する、ということは冷静で愛情に満ちています。

 

 

ただ、ほぼ反射的に、

ぐずぐず言っている子に「イラッ」とする方は多いと思います。

 

その結果、

イライラに任せて

「何言ってんの、行きなさい!」

と怒鳴ってでも行かせようとします。

 

 

このことを後悔されている親御さんは本当に多いです。

 

いろいろ考えて「今日は少し無理してで行かた方がいい」と判断して強く出ることはあっていいです。

それが失敗でも、損失は少ないです。

 

 

一方イライラに任せた行動は、焼け野原にしてしまうほどの損失が出る時があります。

 

 

では、なぜイライラしてしまうのか。

以前、ストレスを抱えている時、子供に八つ当たりすることが癖になっている人がいると書きました。

怒る?怒らない?

この八つ当たり「癖」が出てしまう引き金があるんです。

これをを知っておくことは、今後のイライラコントロールのためには必要です。

 

 

わかりますか。

 

引き金になる最も多いものは、

自分が想定していたことと起きている現実が違っていて、それがどうしても許せないからです。

 

人間は常に少し先の未来を無意識に予測します。

例えば、朝、子供が学校や部活に行くのが当たり前のとき、そうしなかったときの予定と現実のギャップにストレスを感じます。

このストレスの大きさが、イライラの引き金です。

 

本当に熱があれば「仕方ない」と納得できます。

でも、目に見えない不調を訴えられても納得できず、

予想と現実のギャップのストレスに支配されて、

もはや「怠けている」としか思えません。

 

だから、

イライラに任せて

「行きなさい!」

と怒鳴ってでも行かせようとするんです。

 

経験がある方はわかるかもしれません。

 

無理やり行かせたのは、誰のためだったのか?

自分の「予想」通りの反応を得たかっただけではないですか?

 

 

イライラの感情のコントロールが苦手な方は、

イライラして行動した結果で、いいことはほとんどおこらないということを知ってください。 

 

逆に、どういう時に怒っていいのか、という基準を設けておくといいですね。

それ以外は、基本怒らない。

マイナスの結果をわざわざエネルギーを使ってまで招くのは損です。

 

 

まとめます。

イライラは、自分が予想したことと現実に起きることのギャップストレスです。

家族とはいえ、子供と自分は他人なのです。

家族はみんな別の人。 

家の中ではいろんなことが起きる。

あなたの「想定」とは異なることがこれからもたくさん起きるのです。

それを許容できるようになって行きたいですね。

 

あ、そう考えると10数えている間に、

「ギャップなんだ」

ということを思い出せそうですね。

そういうメカニズムを知ってから、技術を学ぶと、

知っているだけでなく、実行できるようになりますね。

 

 

ちなみに、「ギャップ」→「オロオロ」もしくは「パニック」という方もいます。

メカニズムは同じです。

ただ、背景にあるのは「自信のなさ」「不安」です。

 

 

 

きょうだいへの影響~そもそもなぜ不登校はおこるのか

続きです。

きょうだいへの影響~不登校になりやすいか

 

 

不登校の子供のきょうだいは、不登校になる確率は高いのか。

 

これについて、私の意見は「高い」です。

 

では、そもそもどうして子供は不登校になるのか?

 

 

これに対する私の結論はこうです。

 

素因+誘因=不登校

 

 

ひとつづつ説明しますね。

素因とは、その子の持つ不登校になりやすい性質、という意味です。

この不登校の素因をさらに分解していきます。

 

不登校の素因=生まれ持った性格+育てられ方

 

不登校の素因のひとつ。

まず生まれ持った性格の影響。

性格にも遺伝的要素はある、ということは広く知られています。

不登校になりやすい性格とは、一般的に、繊細で、賢く、慎重で、人見知り、頑固といったみなさんが想像できるような性格です。

 

不登校の素因のもうひとつ。

育てられ方です。

不登校になりやすい性格を持った子が、生まれてから今日まで、社会で、家庭で

不登校になりやすい育てられ方をして不登校になりやすい性質を強めていくのです。

 

育てられ方には、社会的な背景と各家庭の育て方とがあります。

社会的な背景で言うと、現代社会が不登校を生み出しやすくなってしまていることはよく言われることです。

各家庭での子育てについては、家庭がいろいろな事情で子供が社会に適応していくように機能していない場合、子供は不登校になりやすい性質を強めてしまいます。

 

 

そして誘因

これは、きっかけですね。

進学、いじめ、転校、先生や友人とのトラブルといった学校でのきっかけが主ですが、

インフルエンザになった、身近な人が亡くなった、などもきっかけになります。

 

不登校の素因を持つ子が、次第にストレスをため、それが限界に達し、

いつ不登校が起きてもおかしくない状況になった時に

この誘因が生じると、不登校が発生します。

 

 

いろいろな考えがありますが、

これが私の支持している不登校のメカニズムです。

 

長くなりました。

いい加減まとめますね。

 

素因(=不登校になりやすい性質)+誘因(きかっけ)=不登校

不登校になりやすい性質=生まれ持った性格+育てられ方

 

 

大切なので繰り返します。

不登校の素因を持つ子が、次第にストレスをため、それが限界に達し、

いつ不登校が起きてもおかしくない状況になった時に

誘因が生じると、不登校が発生します。

 

 

まれに、素因はなくても、強烈ないじめ、といった

とてつもない誘因があれば不登校になることはあるようです。

 

このことから、

不登校はだれでも起こりうる、というのは厳密には正しいのですが

通常は、やはり、なりやすい子がなるのです。

 

 

長くて、疲れましたね。

 

休憩しましょう(^^) 

きょうだいへの影響~不登校になりやすいか 

おはようございます。

 

今朝は、不登校のきょうだいへの影響にについて。

 

不登校のきょうだいは、不登校になる確率が高いのか?

 

 

これは、できれば考えたくないし、避けたいけれど、

とっても大切な問題です。

繊細な問題なので、いつ取り扱うかを考えていました。

 

 

私の結論から言います。

一般的な不登校発生率に比較して、相対的には高いです。

統計をきちんととったことはないですが(今度の課題です)

残念ながらきょうだいで不登校、という話は、結構あります。

あるんです。

ご存知ですよね。

 

「きょうだいも不登校になったらどうしよう」

 

不登校をもつ親なら、誰でも不安です。

みんな不安です。

 

 

でも、そのメカニズムを知ると、そんなに怖がる必要はないと考えています。

 

メカニズムを考えるあたっては、どうして不登校はおこるのか、ということを

やはり知る必要があります。

 

 

 

お手伝いを断られた時言うセリフ・・・

まだまだ夏休みです。

お母さんのストレスが一番たまるころですね。

大丈夫です、お母さんも慣れてきます。

 

子供たちは「お手伝い」していますか?

 

ある共働きのご家庭では、一日家にいる中学の娘さんに、夕飯を作ってほしい、と担当させてみました。

お母さんは、もしかしたら、料理が好きかもしれないし、きっかけになれば、と考えていました。

 

結果、娘さんは料理にあまり興味を示さず、また、お母さんの事前の準備などの必要もあって、なかなか続きませんでした。

毎日の夕食づくりって、主婦でも大変ですよね。

 

なので、「白いご飯担当」をお願いしました。

子供が忘れていたら、ごはんが炊けるまで、夕食が食べられないそうです。

 

これは、続いているそうです。

一見失敗だったように感じますが、

チャレンジしてみたお母さん、「どうも料理じゃなかったみたい」と笑っておられました。

娘にも何か好きなことが見つかるはず、見つけてほしい、という愛情に満ちたかかわりです。

娘さんにも気づきがあったと思います。

 

 

 

 

あるご家庭では、子供を靴ならべ大臣に任命しました。

いくつかの選択肢を示して、子供が選びました。

「気付いた時にきれいにしてね」と伝えました。

 

靴ならべは、してもしなくても生活が回らなくなる仕事ではないので、

続くかなぁどうかなぁと思っていました。

 

結果は予想以上のものでした。

 

ものすごい短時間できれいになるので、本人は達成感があります。

 

見た目にもわかりやすいため、家族も忘れずに

「ありがとう」と言葉にできました。

 

そして、ここからが大事。

 

そう、また、すぐ散らかります。

やってもやっても散らかるんです。

 

中だるみもしました。

でも、お母さんは、根気強く「靴、お願いね」

と、言い続けました。

子供は靴を並べて上がってこない家族に、不満を言うようになりました。

家族も協力するようになりました。

靴に関して、家族と「やり取り」が生まれたのです。

 

夏休みの間、続きました。

 

仕事があるというのは、居場所がある、ということです。

 

 

繰り返しますが、仕事があるというのは、責任感云々や生活力云々こともありますが、

何より、そこに居場所があるということです。

 

 

学校に戻るときには、ぜひ、先生に、何か簡単な(学級での)仕事をひとつだけ任せてもらえないかも検討してみてください。

保健室でもできる学級の仕事もあります。

 

 

お手伝いは、つどつど「ちょっとお願い!」系のものと

継続的なおまかせ系のものの両方があります。

 

どちらとも、子供の仕事に対してあなたがかけることばは

「ありがとう」

ですね(^^)

 

断られたら・・・

 

その時は、くどくど説教はしない方がいいですね。

お手伝いの一番の目的を考えると、お母さんが不機嫌になる、というのは本末転倒ですね。

「あ、そ」

と、怒るわけではなく、淡々とすっぱり引いてみてください。

 

そして、子供の出方(反応)を観察してみてくださいね。