不登校を解決できる親になる

不登校を解決する親になりませんか。目標はずばり再登校です。

不登校のごく初期の問題

おはようございます。

 

不登校のごく初期。

子供は、朝から、「だるい」、「おなかが痛い」、「吐き気がする」といって、熱を測るなど、学校や部活を休みたいサインを出します。

 

このような時、休ませるべきか行かせるべきかとても悩みますね。

悩むこと、どうするべきか考えることは、とてもいいですね。

子供の様々な状況を総合的に考えて判断する、ということは冷静で愛情に満ちています。

 

 

ただ、ほぼ反射的に、

ぐずぐず言っている子に「イラッ」とする方は多いと思います。

 

その結果、

イライラに任せて

「何言ってんの、行きなさい!」

と怒鳴ってでも行かせようとします。

 

 

このことを後悔されている親御さんは本当に多いです。

 

いろいろ考えて「今日は少し無理してで行かた方がいい」と判断して強く出ることはあっていいです。

それが失敗でも、損失は少ないです。

 

 

一方イライラに任せた行動は、焼け野原にしてしまうほどの損失が出る時があります。

 

 

では、なぜイライラしてしまうのか。

以前、ストレスを抱えている時、子供に八つ当たりすることが癖になっている人がいると書きました。

怒る?怒らない?

この八つ当たり「癖」が出てしまう引き金があるんです。

これをを知っておくことは、今後のイライラコントロールのためには必要です。

 

 

わかりますか。

 

引き金になる最も多いものは、

自分が想定していたことと起きている現実が違っていて、それがどうしても許せないからです。

 

人間は常に少し先の未来を無意識に予測します。

例えば、朝、子供が学校や部活に行くのが当たり前のとき、そうしなかったときの予定と現実のギャップにストレスを感じます。

このストレスの大きさが、イライラの引き金です。

 

本当に熱があれば「仕方ない」と納得できます。

でも、目に見えない不調を訴えられても納得できず、

予想と現実のギャップのストレスに支配されて、

もはや「怠けている」としか思えません。

 

だから、

イライラに任せて

「行きなさい!」

と怒鳴ってでも行かせようとするんです。

 

経験がある方はわかるかもしれません。

 

無理やり行かせたのは、誰のためだったのか?

自分の「予想」通りの反応を得たかっただけではないですか?

 

 

イライラの感情のコントロールが苦手な方は、

イライラして行動した結果で、いいことはほとんどおこらないということを知ってください。 

 

逆に、どういう時に怒っていいのか、という基準を設けておくといいですね。

それ以外は、基本怒らない。

マイナスの結果をわざわざエネルギーを使ってまで招くのは損です。

 

 

まとめます。

イライラは、自分が予想したことと現実に起きることのギャップストレスです。

家族とはいえ、子供と自分は他人なのです。

家族はみんな別の人。 

家の中ではいろんなことが起きる。

あなたの「想定」とは異なることがこれからもたくさん起きるのです。

それを許容できるようになって行きたいですね。

 

あ、そう考えると10数えている間に、

「ギャップなんだ」

ということを思い出せそうですね。

そういうメカニズムを知ってから、技術を学ぶと、

知っているだけでなく、実行できるようになりますね。

 

 

ちなみに、「ギャップ」→「オロオロ」もしくは「パニック」という方もいます。

メカニズムは同じです。

ただ、背景にあるのは「自信のなさ」「不安」です。

 

 

 

きょうだいへの影響~そもそもなぜ不登校はおこるのか

続きです。

きょうだいへの影響~不登校になりやすいか

 

 

不登校の子供のきょうだいは、不登校になる確率は高いのか。

 

これについて、私の意見は「高い」です。

 

では、そもそもどうして子供は不登校になるのか?

 

 

これに対する私の結論はこうです。

 

素因+誘因=不登校

 

 

ひとつづつ説明しますね。

素因とは、その子の持つ不登校になりやすい性質、という意味です。

この不登校の素因をさらに分解していきます。

 

不登校の素因=生まれ持った性格+育てられ方

 

不登校の素因のひとつ。

まず生まれ持った性格の影響。

性格にも遺伝的要素はある、ということは広く知られています。

不登校になりやすい性格とは、一般的に、繊細で、賢く、慎重で、人見知り、頑固といったみなさんが想像できるような性格です。

 

不登校の素因のもうひとつ。

育てられ方です。

不登校になりやすい性格を持った子が、生まれてから今日まで、社会で、家庭で

不登校になりやすい育てられ方をして不登校になりやすい性質を強めていくのです。

 

育てられ方には、社会的な背景と各家庭の育て方とがあります。

社会的な背景で言うと、現代社会が不登校を生み出しやすくなってしまていることはよく言われることです。

各家庭での子育てについては、家庭がいろいろな事情で子供が社会に適応していくように機能していない場合、子供は不登校になりやすい性質を強めてしまいます。

 

 

そして誘因

これは、きっかけですね。

進学、いじめ、転校、先生や友人とのトラブルといった学校でのきっかけが主ですが、

インフルエンザになった、身近な人が亡くなった、などもきっかけになります。

 

不登校の素因を持つ子が、次第にストレスをため、それが限界に達し、

いつ不登校が起きてもおかしくない状況になった時に

この誘因が生じると、不登校が発生します。

 

 

いろいろな考えがありますが、

これが私の支持している不登校のメカニズムです。

 

長くなりました。

いい加減まとめますね。

 

素因(=不登校になりやすい性質)+誘因(きかっけ)=不登校

不登校になりやすい性質=生まれ持った性格+育てられ方

 

 

大切なので繰り返します。

不登校の素因を持つ子が、次第にストレスをため、それが限界に達し、

いつ不登校が起きてもおかしくない状況になった時に

誘因が生じると、不登校が発生します。

 

 

まれに、素因はなくても、強烈ないじめ、といった

とてつもない誘因があれば不登校になることはあるようです。

 

このことから、

不登校はだれでも起こりうる、というのは厳密には正しいのですが

通常は、やはり、なりやすい子がなるのです。

 

 

長くて、疲れましたね。

 

休憩しましょう(^^) 

きょうだいへの影響~不登校になりやすいか 

おはようございます。

 

今朝は、不登校のきょうだいへの影響にについて。

 

不登校のきょうだいは、不登校になる確率が高いのか?

 

 

これは、できれば考えたくないし、避けたいけれど、

とっても大切な問題です。

繊細な問題なので、いつ取り扱うかを考えていました。

 

 

私の結論から言います。

一般的な不登校発生率に比較して、相対的には高いです。

統計をきちんととったことはないですが(今度の課題です)

残念ながらきょうだいで不登校、という話は、結構あります。

あるんです。

ご存知ですよね。

 

「きょうだいも不登校になったらどうしよう」

 

不登校をもつ親なら、誰でも不安です。

みんな不安です。

 

 

でも、そのメカニズムを知ると、そんなに怖がる必要はないと考えています。

 

メカニズムを考えるあたっては、どうして不登校はおこるのか、ということを

やはり知る必要があります。

 

 

 

お手伝いを断られた時言うセリフ・・・

まだまだ夏休みです。

お母さんのストレスが一番たまるころですね。

大丈夫です、お母さんも慣れてきます。

 

子供たちは「お手伝い」していますか?

 

ある共働きのご家庭では、一日家にいる中学の娘さんに、夕飯を作ってほしい、と担当させてみました。

お母さんは、もしかしたら、料理が好きかもしれないし、きっかけになれば、と考えていました。

 

結果、娘さんは料理にあまり興味を示さず、また、お母さんの事前の準備などの必要もあって、なかなか続きませんでした。

毎日の夕食づくりって、主婦でも大変ですよね。

 

なので、「白いご飯担当」をお願いしました。

子供が忘れていたら、ごはんが炊けるまで、夕食が食べられないそうです。

 

これは、続いているそうです。

一見失敗だったように感じますが、

チャレンジしてみたお母さん、「どうも料理じゃなかったみたい」と笑っておられました。

娘にも何か好きなことが見つかるはず、見つけてほしい、という愛情に満ちたかかわりです。

娘さんにも気づきがあったと思います。

 

 

 

 

あるご家庭では、子供を靴ならべ大臣に任命しました。

いくつかの選択肢を示して、子供が選びました。

「気付いた時にきれいにしてね」と伝えました。

 

靴ならべは、してもしなくても生活が回らなくなる仕事ではないので、

続くかなぁどうかなぁと思っていました。

 

結果は予想以上のものでした。

 

ものすごい短時間できれいになるので、本人は達成感があります。

 

見た目にもわかりやすいため、家族も忘れずに

「ありがとう」と言葉にできました。

 

そして、ここからが大事。

 

そう、また、すぐ散らかります。

やってもやっても散らかるんです。

 

中だるみもしました。

でも、お母さんは、根気強く「靴、お願いね」

と、言い続けました。

子供は靴を並べて上がってこない家族に、不満を言うようになりました。

家族も協力するようになりました。

靴に関して、家族と「やり取り」が生まれたのです。

 

夏休みの間、続きました。

 

仕事があるというのは、居場所がある、ということです。

 

 

繰り返しますが、仕事があるというのは、責任感云々や生活力云々こともありますが、

何より、そこに居場所があるということです。

 

 

学校に戻るときには、ぜひ、先生に、何か簡単な(学級での)仕事をひとつだけ任せてもらえないかも検討してみてください。

保健室でもできる学級の仕事もあります。

 

 

お手伝いは、つどつど「ちょっとお願い!」系のものと

継続的なおまかせ系のものの両方があります。

 

どちらとも、子供の仕事に対してあなたがかけることばは

「ありがとう」

ですね(^^)

 

断られたら・・・

 

その時は、くどくど説教はしない方がいいですね。

お手伝いの一番の目的を考えると、お母さんが不機嫌になる、というのは本末転倒ですね。

「あ、そ」

と、怒るわけではなく、淡々とすっぱり引いてみてください。

 

そして、子供の出方(反応)を観察してみてくださいね。

 

 

 

悔しい気持ち

先日、あるお母さんと話す機会があり、そのお母さんは、このように言って、

納得できないと、俯かれていました。

 

「いじめをしたり、周りの人を傷つける子、いるじゃないですか。

そんな子でも学校にはちゃんと行っている。

中には結構目立ってて、クラスの中心的に活躍していたりする子もいる。

その子は、うちの不登校の子より偉いの

その子より、うちの子は劣るの?

ってすごく思うんですよ。

そんな子に負けてほしくないって思う反面、そんなところには行かなくていいとも思ってしまいます。」

 

 

あのですね。

そのようなことは絶対にありません。

ないです。 

人を傷つけるような子でも、学校行けてればいいよね、なんてことにはなりません。

 

悔しい気持ちは、なんというか、痛いほどわかります。

確かに、日本の学校は、私の知る限り、周りに迷惑をかける行いをする子を出席停止にするなどの対応は基本的にはしません。

なんだか、要領よくずるがしこくうまくやってる子もいるのかもしれません。

 

でも、誰かを傷つけるような人は、いずれ身にしみて分かるときが来ます。

 

もちろん学校に適切な対応をしてもらうことはとても必要です。

ですが、あまりそのことばかりに心を奪われるのはもったいないと思います。

 

不登校の子は、立ち上がった時、最終的に大きな幸せを得ます。

その幸せは、おそらく、普通とは比較にならないほど大きなものです。

人の足を引っ張るなんて、実にくだらなということも分かるようになります。

 

  

不登校の子は、劣ってるんじゃないし、ダメな子じゃない。

力のある子です。

 

自分は劣っているんだ、弱いんだ、という思いを拭えないまま再登校するのではなく、

自分は愛されている、価値ある人なんだとの自信をもって、再登校してほしいです。

そして、学校に行きながら、理不尽なことを体験しながらも、自分の中の正義ややさしさに気づいていくのです。

真の友達に出会うのです。

 

 

そのためには、お父さんとお母さんはその子のもつ実力を引き出せるような動きをしてください。

それが、子育てだ、と思うのです。

 

悔しい気持ちをエネルギーにして、発電できますように(^^)/

 

 

知識があれば戦える

こんにちは

 

これからのことが不安で不安で仕方ない時。

あなたはどうしていますか?

 

ランニングで汗を流す

友達とおしゃべり

おいしいものを食べる

 

いいですね

 

不登校の関連の本を読んだりしています」

 

 

これ、すごく大切なことだと思います。

ぜひ、たくさん勉強してください。

 

あるお母さん

不登校の子供のことで、泣くのはやめると決めました」

とおっしゃいました。

不登校の問題と向き合うのは、ある意味戦いです。

 

 

世界的に有名な言葉です。

「知識があれば戦える」

 

 

この言葉を送ります。

 

夏休みは3部構成!

ついにはじまりました。

 

子供たちが大好きな、夏休みです。

 

夏休みは、1部、2部、3部、3つで構成されています。

 

今時期はもちろん第1部。

第1部は、学校に行っている子は、開放感がありつつも、

まだ、学校に行っているときのリズムというか動きができます。

宿題などなど、ずんずん進めましょう!

そして、不登校の子供も、開放感があります。パワーがでます。

チャンスです!!

しつこく言ってますが、何度でも言います。チャンスです!

 

お父さんの汗は、子供にものすごい生命力を与えるそうですよ。

一緒に汗をかきませんか?

お母さん、家事は、子供の生きる力そのものです。

お手伝い、頼んでみませんか?

(少しは勉強も)

 

そして、、、、

一日一日と、深い深い夏休みの底に向かって少しずつ下降していきます。

 

 

第2部は、そう、深ーい深ーい、夏休みの深部です(^^;)

灼熱、けだるさ、ただただ、明けても暮れても、夏休み。。。

 

第3部は浮上期間。底から水面へ少しずつ上がっていきます。

24時間テレビのあたりです(^^;)

切ない気持ちとともに、浮上です。

 

2学期を笑顔で迎えられますように。

一緒に、楽しく、のりきりましょう!

 

 

 

夏は、ちょっとだけ子供に戻りたいですね(^^)

 

 

頑張りすぎてしまったんです

不登校の子供が、毎日堕落した生活を送っているという場合。

その状態をどう思っていますか?

見慣れましたか?

 

「どうにも我慢できないです」

「悲しいです」

こう感じる方が多いのではないでしょうか。

 

頑張って懸命に生きてきた人は

そうじゃない人を見ると違和感を感じます。

まして、自分の子供。 

 

だから、あなたは子供が学校にも行かず毎日ゲームばかりしているのを見るのはストレスなんです。

 

それはある意味当然なんです。

自分の仕事に責任感を持ち頑張っている人はそうしない人とはまったく違う価値観の世界に生きているんです。

あなたが、子供の姿をどうしても受け入れられないという場合、それは当然だと思ってください。

 

親が無責任だと、子供にもあまり何も感じないです。

感じないんです。

 

そういうものです。

あなたは頑張って必死に生きてきました。

そして今も必死に生きているんです。

だから、今の子供を見慣れるなんてことできません。

そしてそんな自分を「受け入れることができなくて」なんて責めないでください。 

 

 

不登校の領域では、頑張ることはあまりよくないことで休むことがいいことと考える風潮がありますね。

「頑張りすぎて疲れが出ています」

「休んでエネルギーを蓄えましょう」

 

それは、正しいのですが、私は少し違う考えを持っています。

 

頑張りすぎると、みんなだめになるのか?

そうじゃないですよね。

ではなぜでしょう。

 

それは頑張って努力する人の中にも、

幸せな人とそうでない人がいるからです。

 

自分がそれをしたくて、頑張りたいことを頑張っているとき、

きつい時があっても、その人は幸せです。

目標があり、主体性があるからです。

 

したくもない、頑張りたくもないことを頑張っている人はどうでしょうか。

なんというか、自己犠牲のような感覚です。

例えば、ものすごい人間関係の悪い職場なのに「生活のため」と我慢して働き続けている。その我慢のレベルが限度を超えている。

手伝わない身勝な夫にものすごい不満を持った状態で嫌々毎日の家事をしている。

そんな人は頑張っているけど、幸せを感じていません。 

 

 

自分に嘘をついて、頑張りたくもないことをひたすら頑張り続けたり、

ものすごい不満をもった状態で頑張り続けると

心も体もがボロボロになります。

 

あなたはどうですか?

 

そして、子供さんはどうですか?

 

 

頑張ることは、やっぱり素敵なことだと思うんです。

目標をもって努力することは素晴らしいことだと思いませんか。

その価値観まで否定するは必要はないと思っています。

 

ただ、幸せな頑張り屋なのか、不幸せな自己犠牲なのか

それだけは注意してください。

 

あなたが後者なら、おそらく子供は、あなたに不登校という形でメッセージを送っています。

あなたを救おうとしているのです。

もちろん、無意識に。

 

子供が後者なら、なんらかの理由で、自分の心に嘘をついて頑張ってきたんです。

だから、立ち止まりました。

次歩き始める時は、幸せな頑張り屋さんになれます(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

怒る?怒らない?

連続投稿です。

 

ほめるほめない問題の類題です。

 

勘のいい方はすぐにこの問題を想像したと思います(^-^)

 

怒るか

怒らないか

 

 

これは、どちらが正しいのか?

 

そりゃ、なるべく怒らない方がいいよね、ときっと誰もが思いますね。

わかってるんです。

このように、たとえ正しい答えがあったとしても、実行できないことは多々あります。

その一つが「怒り」です。

食べたら太るって、わかっているけど・・・もそれですね(^^;

怒りはコントロールが難しいので、正しい答えを知っていてもなかなか実行できません。

( 私は、原始的な感情ほど、コントロールが難しいと感じています。)

 

まず言っておきますが、

冷静に考えて叱るという場合があります。

それが必要な時はあります。

そして、この「叱る」にもコツがあります。

それはまた別の機会で、ここでは問題にしません。

 

ここでは、つい爆発してしまうという場合を考えています。

 

10数えて、、、とかいろいろな方法をいろいろな方が提唱していますが

知っていても実行できないんです

 

なぜ実行できないのか。

 

 結論から言うと、

それがあなたの「」だからです。

 

子供が何かをした

↓ 結果

瞬間沸騰して大爆発

 

という図式ですが、

 

本当は親の側に背景が何かあるんです。

何かとは、

 

すぐれない体調

お金のこと

夫婦のこと

姑・舅のこと

あつい、さむい、じめじめなどの不快

気乗りのしない予定

などの

何かの「ストレス」です

 

ストレスを持った状態

子供の行動

怒り爆発

 

という場合が多いです。

 

つまり、子供への怒りは「八つ当たり」の可能性があります

 

では、どうして子供に八つ当たりしてしまうのか?

 

 

それは子供に遠慮がないから

それでも子供は自分を愛してくれると確信しているから

 

 

これです。

親は子供には遠慮がないんです。

どんな理不尽なことを言ったりしたりしても、子供からの愛情を失うことはないと慢心しているんです。

 

 

だから八つ当たりしても許されると思っている。

 

これは私自身も似たようなことがあるので、痛感しています。

では、本来はどうあるべきか?

わかりますね。

ストレスに対しては、そのストレスに直接対応しなければなりませんね。

夫に不満があるなら、夫と話し合うべきです。

それが成熟し、自立した大人というものです。

 

それができていないから

あなたのストレスを子供で発散させてしまう。

多くの親が陥る行動パターン=です。

 

逆はいいんです。

 

子供が何かのもやもやを親に八つ当たりして発散する、

ということはあっていい。

なぜか。

 

子供だから。

未熟だから。

 

そして、親はそれでも愛してくれていると確信しているからできるんです。

 親であるあなたが、ストレスの対処の方法を教えていくんです。

 

逆なんです。

もしあなたが子供に八つ当たりをしている自覚があるなら、

10数えている場合じゃありません。

 

それ以前に、 

自分は未熟だ

だから、弱い立場の子供に八つ当たりすることが習慣化しているんだ

ということを、強く自覚してください。

そして、まずあなた自身の自立を目指します。

 

子育ては自分育て

 

!!!(ー_ー)☆!!はっ

 

わかったかも!!

 

親子の役割が逆転している

というあなたの気づきが不登校の解決の糸口になる、ということがあります。 

 

ひとりでも何かを感じてくださる方がいらっしゃったら、嬉しいです。

 

ほめる?ほめない?

おはようございます。

 

そろそろ夏休みが始まったころですね。

 

今日は、「ほめる」の是非について考えます。

 

ほめる主義(自己肯定感、プラスの愛情交換etc)

ほめるな主義(ほめるとは上から目線だから、ほめられないとやらない子になるetc)

 

うーむ。

どちらの意見も一理ありますね。

 

子供を育てるのに、貧乏の方がいいか金持ちの方がいいか

くらい難しいと感じる。。。

 

小さい時は、ほめるでいい気がしますね!

「すごい!」

「上手だね!」

「できたね!」

 

お父さんお母さんにほめられて得意になって、嬉しそうな顔・・・

想像すると、、、

 

ううぅ。。。

かわいい(#^^#)

 

小学校も終わりかけ、中学生、高校生と

ある程度大きくなると、確かにほめるのって、難しい。

 

 

特に優等生タイプの不登校の場合

ほめられることは時にプレッシャーになります。

 

なので、思春期以降の子供に対して、 

私は、別の方法をおススメしています。

上から目線でもなく、プレッシャーでもなく、プラスのメッセージを伝える

第3の方法・・・

それは・・・

 

 

「喜ぶ」

 

 

何かしてくれた時

何かいいニュースをもたらした時

早く起きれたとき

勉強を頑張ってるとき

とにかく親が嬉しいことをしているとき、

 

「ほめる」ではなく、「喜ぶ」

 

 

「うれしい!!」

 

だって、嬉しいでしょ。

嬉しいんだから、素直に、お母さん嬉しい!でいいと思います。

 

なにかいいことがあったら、

うれしー!

ありがとー!

と表現してみましょう。

 

 

お母さんが嬉しいと、子供も嬉しいですよ。

 

逆もそうですね。

 

嬉しいことがなかなかない、、、

そういう時は、なにか頼む!

 

「ちょっと運ぶの手伝って、お願い」

 

そして

 

「ありがとー、うれしー!」

 

頼むこともそんなにない?

いやいやいや

自分でもできることでも、あえて頼むんです(^^)

 

男の子なら力仕事系、高いところ系がおススメです。

「このふた、あけてくれない?」

 

夏休み直前 「宿題」

夏休みで頭が痛いのが、宿題。。。

 

40日などの長い夏休みですので宿題の量もそれなりです。

 

学力がかなりある子でも大変ですね。

勉強が得意ではない子は相当なストレスです。

学力だけでなく、意志の強さ、自己管理能力も必要です。

不登校でまだまだいずれの力も追いついていないなら、

残念ながら事実上不可能だと思っておいた方がいいです。

 

これは仕方ありません。

 

不登校も長くなっていて、

宿題の問題はそんなに大きな問題ではない、と感じている場合

読み流してください。

 

もしあなたの子供が宿題のことを気にして、新学期の登校に支障が出る可能性が高いと感じるなら、

子供の学力と状況に応じた宿題にカスタマイズしてもらえないか、

ぜひ、先生に、相談しましょう。 

 

 

「それは非常識」

 

なんて躊躇している場合ではありません。

 

それは法律に違反しません。

それは誰かの迷惑になることではありません。

やってはいけないことなんて、そんなにないんです。

 

 

 

 

宿題をしていなくてもへっちゃらで登校できるメンタルの強さ持ってます!

 

おぉ!

すごい!

それは、ある意味うらやましいかも(^^)

 

 

 

うちの子はそんな強さは持ってません。。。

メンタル弱いかも・・・

 

いえいえいえいえ

 

まじめで責任感が強いんです。

人一倍。

それは時に苦しいですが、長所でもあります。

 

できないときは、できない、と言えるように成長できたらいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

学校の門をくぐらせるまでが親の仕事

根本的な考え方を整理します。

 

私の考えです。

子供に学校の門をくぐらせること、

ここまではあくまで親の責任であり、親の仕事です。

実際に学校に行くのは子供ですが、それをサポートするのはです。

先生ではありません。

 

もし、あなたが、先生が朝家に来て、ふとんをかぶっている子供を起こして登校を促す、ということを期待しているなら

(もっと言うとそうしてくれない先生に不満をもっているなら)

私は、それは、基本的には間違いだと思っています。

 

 

それは親の責任の領域だからです。

 

先生に迎えに来てもらってうまく登校できた、ということは確かにあります。

 

ただ、とにかくいったん半ば強引に連れて行きましょう、と無理やり連れて行っても、子供にとって恐怖心からくる行動はおそらく続きません。

 

もしいろいろな状況が登校できる段階までこぎつけており、最後の一押しとして

先生の力を借りて、勇気をもらって、ということなら、素晴らしいです!

少しづつ自力登校にシフト可能ですね。

 

お友達も基本的には同様です。

 

 

根本的な思考として、

学校の門をくぐるまでは親の責任だと思っておいた方がいいです。

 

 

裏を返せば、いったん学校の門をくぐったら、そこは先生の領域です

先生の責任であり、先生の仕事です。

どうしてもお願いしなければならないことを伝えたら、

学校に一緒に親が付き添ったり、過剰に口を出すのは控える必要があります。

 

できるだけ心も付き添いません(^^;)

あなたは、あなたのすべきことをしましょう。

 

 

学校でのことは猛烈に気になりますね(^^)

自立させる、という長期的目標に向かって、

短期的な不安からくる欲求は我慢です。

 

 

小学校低学年によくある分離不安による母子登校も、

長く続けるものではないですね。

みなさんご承知の通り。

 

 

先生に

「門をくぐらせるまでは、私の仕事ですので、頑張ります。

学校でのことは、先生、よろしくお願いします。」

 

と宣言してみましょう。

 

親は家での状況を先生にお知らせする

先生は学校の情報を親に伝える

 

 

役割の明確な分離です(^^)

 

 

 

うちの子は特殊な不登校!?

おはようございます!

 

先日、あるお母さんと話していて感じたこと。

「うちの子は特殊」問題について、です。

 

あなたは不登校関連の勉強をしていますよね。

 

そのとき、解決事例みたいなのを読んだり聞いたりしますよね。

 

解決した、という事例は、本当にたくさんあるんです。

教材の中だけでなく身近にも。

 

でも、

不登校の子供はそれぞれ違うから、真似してはいけない」

と言われたり、書かれていたりしていたことはありませんか?

 

また、そのような解決事例を聞いても、

 

「うちの子はちょっと違うしなぁ」(=だからあてはまらない)

 

「うちの子は特殊だから」(=あてはまりそうにない)

 

「うちの子とはそもそも原因が違う」(=だから関係なさそう)

 

「うちの子と状況が違う」(=だから参考にならない)

 

などと考えていませんか?

 

こういう思考は、最終的には

「うちの子はレアケース」(=だから簡単に解決できない)

となってしまうかもしれません。

 

 

 

もしあなたがそのような思考回路にかなり傾いて進んでいるなら、

今すぐ大きく深呼吸し、

目をかっっっっと見開き、

ありったけの勇気を出してハンドルをまっすぐに戻し、

方向転換が必要です。

 

 

確かに、不登校は十人十色です。

当たり前。

みんなが同じじゃない。

 

でも!!

 

 

でもですよ、そんなに難しく考えないでください。

人間の性格は確かに十人十色、家庭の状況もそれぞれ、原因もそれぞれ。

とはいっても、子供の心理には一定の共通点があるはずなんです。

家庭の問題も、あちこちで同じようなことが起こっていたりします。

学校のこともそうです。

 

「うちの子は特殊だから解決が難しい」

この気持ちは、本当によくわかります。

 

あんな風にお父さんの協力は得られない

あの子のような特技は持っていない

そんな熱心な先生はうちの子の学校にはいない

 

解決事例を聞くと、そういう風に感じて、悲しくなってしまいますよね。

でも、そこでとどまらないでください。

 

解決事例で、真似できそうにないことだけに目を向けて諦めるのではなく、

なんだか良さそうに感じ、真似できそうなことはやってみる価値があるのではないでしょうか?

 

「うちの子は特殊」思考は、不登校を解決したくないという潜在意識がおこさせている気がしてなりません。

「そんなわけない!」

と思われるかもしれません。

でも、あなたは、子供の不登校状況が普通になっている。

それが日常になっている。

人間は変化を嫌うんです。

 

 

例外だけを探すのではなく、共通点探す

そういう思考回路をつくってみてださい。

 

 

 

 

解決事例にも、失敗事例にも、どちらの中にもあなたの財産となるヒントあり!

です!!

 

  

目標を決めるとき注意すべきこと

こんばんは

 

子供とこれからのことを話し、

 

「明日行く」

「週明けから行く」

 

このような約束をし、

それが守られなかった、ということはありませんか?

 

ある、という方は、

それはどうしてかを考えたことはありますか?

 

夜寝つけず、朝起きれなかったから?

体調が悪かったから?

 

間違いではないけれど、

正確には違います。

 

もっと簡単に考えてください。

約束が守れないのは、

それをできないからです。

できないんです。

子供はまだ、それをできないんです。

 

言い換えると、目標の高さが、子供の状態と合致していません。

 

話し合って目標を決めて、それが達成できないとき、

子供は壁にぶつかっている、ということをイメージしてみてください。

 

たまに壁にぶつかることで、人は強くなれるかもしれません。

 

でも、それをいつもいつも続けさせていると、

子供を繰り返し繰り返し壁に打ちつけていることと同じです。

そんなことをあまりにしょっちゅう繰り返すと、子供はぼろぼろになり、

無気力になってしまいます。

 

 

 

目標を決めるときに、注意すべきこと。

それは、

 

達成可能な目標にすることです。

 

大きな最終目標は学校に戻ることですよね。

そして、日々の行動目標は、達成可能なものを設定してください。

 

物足りなくても、

意味があるのかわからないような小さなものでも、

それが最終的に目指す方向を向いていれば

それは立派な目標です。

 

達成可能な行動目標を立て、

成功をたくさんさせ続けてください。

 

成功は自信になり、自信は力になります。

好循環の始まりです(^^)

 

 

 

夏休み直前 「目標」

目標設定について考えます。

 

以前にも同じようなことを書きました。

 

夏休みまでの目標設定が2か月後の状況を変える

夏休みまでに、その夏休みを有意義なものとするために、

今日子供と話し合って、何か1つ目標を立ててみませんか。

 

 

終業式は、いつかご存知ですか。

 

その日は、学校に少しでも顔を出せそうですか?

1分でも

10秒でもいいんです。

行けそうだったらぜひ行ってください。

何の意味があるのかと思われるかもしれませんが、行ってみてください。

教室に入れなくても

校舎に入れなくても

学校の方に向かってください。

車で通り過ぎるだけでもいい。

途中までで引き返してもいい。

放課後でも

誰にも会えなくても。

 

家を出ることがまだ無理なお子さんなら、

玄関の外に1歩出てみませんか。

制服を着てみませんか。

 

朝、学校に間に合う時間に起きてみませんか。

 

目標を立ててください。

そして、現状できることのレベルを知ってください。

そこからです。

目標を立てるということは、スタート地点に立つ、ということです。

 

 

ただし、目標の立て方には、大切な大切な注意すべきこととコツがあります

長くなったので、別の記事で書くことにします。

 

私は、声が枯れても、伝えたいんです。

終業式という節目を大切にしてください。

行けるなら、1秒でも、学校に。